★重要なのに知られていないFacebookの「友達」の原理、鍵を握るのは「フォロー」という仕掛け | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

★友達やFacebookページは、なぜ消えるのか? 「フォロー」という仕組みを知ろう!
http://denhon-charisma.com/dc/follow-mystery/




ひところは毎日のようにニュースフィードで見かけていた「友達」や「Facebookページ」、いわば“常連さん”がいつの間にか姿を見せなくなるという現象がFacebookではしばしば起きる。
なぜか、と考えたことがありますか?



答えは「アルゴリズム」と、「フォロー」という仕組み。
アルゴリズムはFacebookの場合、一種の“掲載ルール”と理解してくれればいい。交流が盛んな人同士ほど互いに相手の投稿がニュースフィードに現れやすくなる。



一方、「フォロー」は当たり前すぎて、これまであまり注目されなかった。
でも、とても重要だということが分かってこの記事を書いた。






Facebookで「友達になる」というのはどういうことかと言うと、お互いに相手を「フォローしている」状態になることを言う。フォローしているからこそ、相手の投稿が自分のニュースフィードに現れる(ただし、アルゴリズムの影響を受けるので、フォローしているから100%相手の投稿が届くわけではない。でも、フォローしていなければ100%、相手の投稿は届かない)。



( )の中に書いたことが、実は重要だ。
「友達」とは相互フォローしている状態である。
ついこの間まで、コレは常識だった。
しかし2013年12月以降、この常識が覆った。
「友達」でありながら相手をフォローしていないという状態をつくる、「フォローをやめる」という“新機能”をFacebookが追加したためだ。



「友達」という観念を何よりも大切にしてきたFacebookの大転換である。ユーザーが多くなりすぎて、サーバーの負荷が耐えられなくなったのだろうか。
たぶん、そうではない(ということが、今回調べ直してわかったような気がする)。



アルゴリズムに依拠しているFacebookは、なにもことあらためて「フォローをやめる」を導入しなくても、とっくに“事実上のフォロー凍結”を実施していた。
4か月間相手の投稿に反応しなければ、間違いなく相手との“関係“は途絶える。
実際は、それよりずっと短い期間の“途絶”でフォローは凍結されていくようだ。



長いことFacebookを使っていても、この原理原則ともいうべきFacebookのルールを知っている人は意外に少ない。でも、経験的になんとなく承知している人は大勢いるだろう。
Facebookが「ニュースフィードの設定」を取り入れた時期にこの記事を書いた。
半年前に書いたものだが、参考にしてほしい。