★トンデモ判決に切り込む週刊誌、見えてきたのは日本の二極分化だ! | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

「この裁判官はおかしい
91歳認知症夫が電車にはねられ、85歳の妻に賠償命令」
新聞広告の見出しにひかれ、『週刊現代』を買いに出た。
2週間前のあの名古屋高裁判決だ。目と耳を疑った人も多いのではないか。


<理不尽な! 綱でもつけて檻に入れとけということが?>
この裁判官、なにを考えているのかと思った。
ツイッターで話題騒然となった。
が、大手紙からは大きな反響もなかった。
だからこそ、週刊誌の切り込みに「おっ」と思った。
裁判官の資質に焦点を当てた、皆が知りたかったところだ。
一審の裁判長、そして高裁の裁判長も。
無情な名古屋地裁判決、それを追認した高裁判決の裁判長二人。





記事の最後には両裁判にかかわった判事たち全員の顔写真が載っていた。
私もブログにそのまま転載した。
公平のため言っておけば、彼らは犯罪者たちではない。
司法の空気を読むことに長けただけの人たちである。


だから個人を断罪する必要はないし、
彼らだけが悪いというのも違う。
ただ、今の司法が庶民の常識とはズレているという、それだけのことだ。


週刊誌の報道は少し“毒”が強いかもしれない。
しかし「私たちは問題にしたい」という強い意思を感じる。
大手新聞、テレビにはない姿勢だ。
司法担当記者たち司法の常識にドップリつかっていると見える。
裁判官も裁判官だが、記者もピントがずれている。


その理由は・・・・・。
僕は日本が二極分化しつつあるように感じている。
エスタブリッシュメントと「そのほかの人たち」に。
ことは新聞が週刊誌に後れを取っている、というだけではなさそうだ。


★トンデモ判決まかり通る土壌、ムラ社会を支えるエリートとマスコミ
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