★家事育児、逃げない男こそ男らしい(女子たちの“専業主婦願望”について) | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。



朝、NHKのテレビが「専業主婦特集」をやっていた。
近ごろは若いお嬢さんたちの間で“専業主婦願望”が強いという。
『だろうなぁ』とは思う。
「就職氷河期」で社会に出る前にさんざんおどされたかと思えば、先輩世代はバリバリのキャリア志向で結婚もしない。
もっと楽に生きたいよー、という気持ちにもなるだろう。
でも『そういう願いって、リスクがあり過ぎやしないか』と思うのだ。


専業主婦になるには相手の年収が問題になる。
700万円、いや1000万円はなければ……と彼女たちはいう。
そういう男性を見つけるためなら「なんでもする」とマイクの向こうの女子たち。
もちろん、うのみにはしない。
願望と現実は別と考えている人も多いだろう。
みんなが「専業主婦回帰」というから、空気に合わせている面もある。

ジャーナリスト 石川秀樹


しかし、しんどいね、女子たちよ。
社会は少しも女性たちを優遇していない。
会社社会は相も変わらず男性天国だ。
待遇も、チャンスも、出世のスピードも。
能力は男以上に高い女性も大勢いるのに。
結婚退社なんて、30年前の常識。過去の遺物のはずだ。
それなのに、結婚し妊娠した女性社員への会社の態度は冷たい。
「空気読めないの?」といいたげの迷惑顔だ。


そして今の日本は「忙しい時間帯にベビーカーなんかで電車に乗って来んな!」がまかり通るようなカリカリ、ギスギスの後進国。
こんな国柄でどうして女性たちが喜んで子供を産んでくれようか。


だから、専業主婦になりたいならお好きなように。
しかし僕は娘にはいうだろう。
「2馬力なら片方がへたっても生きていけるぜ」と。
第一、頼みの夫の頼りなさ。
倒産、リストラ、社内失業……、ウツにならざるを得ないようなリスクがいつでもある。
やさしい夫、実はDV(家庭内暴力)男だった、なんて怒り心頭の話もザラにある。
「俺が女だったら、絶対に仕事を辞めない!」


確かに、仕事と家事と両方、さらに子育てまでしなければならないとすれば、女性の負担は途方もない。
それに比べて男は楽だ。
仕事だけしていればいいなら、天国みたいなものだ。
洗濯物ひとつ干すのだって、実に面倒くさい(これは実感)。
だから女性たちよ、専業主婦みたいなリスクの高い道を目指さず、家事・育児を喜んでやるよう男をしつけるべきだ。
「食わしてくれなくていいから、応分の負担を分かち合おうよ」といいきってしまおう。


そういう女子を敢然と抱きしめる男こそが、男らしい。
愛があってこその夫婦ではないか。



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【筆者から】
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主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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