■原発事故を起こした東電の責任、政治はなぜ頬かむりするのか | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。




夜、沼津からの帰路、ラジオを聴いていると、
東電社長「企業向け電力の2割値上げ」を発表していた。
何も悪びれていない。
火力発電でコストがかさむからと、お家の事情を胸を張って会見。
あきれた社長、と言おうか、非常識な会社だと思った。
やすやすと認可する政治にも、心の底から腹が立つ。


いつの間にか日本は、原発の放射能汚染を当たり前のように受け入れてしまったように見える。
食品の基準決定に一定の評価、もないもんだ。
あまりに従順ではないか!!


仕方ないことであることは、僕でもわかる。
日本列島を島ごとどこかに移転できるわけではないから。
しかし、原因をつくったのは誰だ。
その者たちは、日本をどこか汚染されていない所に運んでくれるのか。
元の生活、当たり前の生活を取り戻してくれるのか。
できはしまい。


できないとき、ふつうの人間は何をするか。
謝るだろう。
深く頭を下げるだろう。
「申し訳ありませんでした」と言うだろう。


東電は国民に誤ったのか。
謝らないどころか、言い逃れのウソを今もつきとおしている。
「想定外の津波でやられました」に始まる一連のウソ。


誰一人、引責しないではないか。
誤らず、責任を取らず、負担のみを国民に課す。
こんな企業があるものか。
僕は、そのことを問題にしている。

■   □

野党の自民党も、原発問題、いや「東電問題」について、ずいぶん大人しいじゃあないか。
「みんな東電からカネをもらっているから、何も言えないのさ」の声も聞こえてくる。
本当にそうなのか?


だとすれば、君たちは本当に腐っている!
悪口雑言、失礼とは思うが、東電に何の罰もなく、「免責です」は通らない話だぜ。
過失責任ではなく、
「安全神話」などと言ってきた者たちには無過失責任の法理で追及するべきだ。


と言うわけで、僕は東電はいったん破たんさせるべきだと思う。
政治家諸兄はどう考えるのか。
勇気があるなら答えてもらいたい。
自信があるならどのレベルの政治家でもいい、僕を論破してみろ。


実名でここまで議論をふっかけている一市民の声に、
ただの一人も答えられないなら、日本の政治はおしまいだな。
そうならないよう、切に祈っている。




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