小沢氏の「海江田氏支持」には本当にがっかりしたが、それでも僕は「政治」を見限らない。 | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

先ほどの僕のつぶやき


「小沢一郎氏が海江田万里さんを支持だって? はぁー⁈と言う選択だね。
結局、菅さんが一番えらかった、ということになりそうだね。
これじゃ、日本投げ売りになりそうだ」



に、多くの方が反応してくれた。


みな、政治にあきれ返っている様子がよく分かった。
しかし、自分の舌足らずつぶやきに反応をいただいたことを多としながらも、
内心に忸怩(じくじ)たる思いがわいてきた。
自分が政治を投げ捨てるかの物言いではないか。


僕らは政治を見限れない。
現実に法律をつくり、日本の枠組みを決め、外交を行い、時には戦争という選択までできるのが彼らなんだ。
無論、官僚が現実的には手を貸すわけだが。


今は誰でも自由に、なんについても批判できる。
だから僕自身を含め、政治や現状を批判している気になっているが、彼らに僕らの声は届いていない。
大新聞、大放送局が声を上げてさえ、彼らの政争を止めることができない。
逆にあおってしまっている(くらいに、レベルが低下している)。


しかし、彼らが恐れていることが一つだけある。選挙だ。
へたをすれば職を失う。
自民党が余りなていたらくになったとき、国民間にうねりが起こり、
反対党たる民主党が大勝した。


しかし、新聞も野党も(まあ、野党としては当然だが)
新政権に蜜月を与えることもなく、こき下ろし、
検察まで暴走を始めて、
国民もあおられ、吹き込まれ、反対に回って、
よちよち歩きの政権をたたきのめしたのだ。


そうしたことの結果が、現在ただ今の政治状況である。
僕が『結局、菅さんが一番よかった、なんてことにならないか』
と皮肉を言ったのはそういう意味だ。

浜岡原発を止めただけで、彼は相当に偉い。
首相だからでき、菅氏が首相であったからできたことだ。
その上彼は、脱原発に向け流れを作るため、国民に向け、会見までした。
結局それも、寄ってたかって延命のための茶番とされてしまったが、
彼は粘りに粘って一応の道筋だけはつけた。


こんなことを書くと、民主党や菅さんの熱烈支持者などと勘違いされるが、愚かなことだ。
僕はただ、自分の思いを述べているのみ。


きょうは率直に言って、ガッカリしたのだ。
こんなんで日本の政治はどうなってしまうのだろう、とも思った。
しかし僕は、政治自身を決して見離さない。
政治家のことを政治屋などと表現しない。
政治を志す者に、国のことを思わない者はいないからだ。
記者を信じるように、政治家も信じている。


ただ、聡明であってほしい願うのみだ。
これからの政治判断の誤りは、
本当に日本を亡国に招きかねないからだ。



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