「3人の石工」薬師寺管主 山田法胤さんのお話しから。その3 | 伊丹のおくりびと

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伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。

経営理念とは

何の為に働いているのかを明確にし

全社で目的を共有する為のツールです。

おつかれさまです、速水んです。




山田法胤さんのお話し、その3は

「3人の石工」の話しです。



山田さんが母校の高校に招かれた時

当時のPTA会長が生徒達に話していたそうです。



昔々、ある旅人が建築現場を通りかかった時

石工職人に「何してるの?」と尋ねました。



1人目は

「石を積んでます」と応え

2人目は

「大変な仕事だけど家族を養う為に働いている」と応え

3人目は

「教会を建ててる」と応えました。



与えられた作業を黙々とこなす職人さん

辛い仕事だけど家族を養う為の収入源として目的意識を持って働いている職人さん、

そして3人目の職人さんは目を輝かせて

「この街に教会を建てて

この街の人たちの信仰と喜びがある暮らしのお手伝いをしている大切な仕事なんだ」と活き活きと働いている。



そして一年後に同じ街を通りかかったその旅人が見た3人の職人さん、

1人目と2人目は去年と同じでしたが

3人目の職人さんは完成した教会を見上げながら目を輝かせて

教会の完成を喜んでいたそうです。



仕事と言うのはお金儲けの手段でもあるけど

その仕事の本質「世の中でどんな役を担っているのか」を明確にすると

楽しく働きがいを持って仕事をする事が出来る。

生徒諸君、君たちはどんな大人になりたいですか?

大きな視野でビジョンを持てる人になって下さい。



PTA会長の話しを元に

家庭における教育について話されました。



この話し、ご存知の人も多いと思います。




僕は4年前に同友会の経営指針づくり勉強会で聞かせて頂きました。



仕事をするのにお役立ちの精神が必要なのは判りやすい。

大学受験をするのはどうだろうか。

大学に行く為に受験をするより

大企業に就職して安定した家庭を築く為に受験するより

大学を出てどんな大人になり

世の中のどんな役に立ちたいのか。


高校生にいきなり「ビジョンを持て!」と言う事も大切だけど

そういう「視野の持ち方」が大切だと気付かせる事も大切だと思う。



子育ては人づくり。



大人になった時に

活き活きと働き世の中の役に立つ社会人になってもらいたい



押し付けるより

子供自身の気付きを持って。



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