#003 お葬式屋さんと遺族の二役が始まる。 | 伊丹のおくりびと

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伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。





最近目覚まし時計より早起きをしてしまう、

みんなからは「お年寄りやね~!」

「早くも老化現象か?」と冷やかされる。




その日の朝も目覚まし時計は役に立たなかった。




ある意味いつも通りの朝、子供たちを学校に送り出す

頭の中はフル回転だ、

取りあえず身体は会社に向かう。




~葬儀屋さんの仕事~



同時に進めるべき事。


火葬場の空き具合の確認。


導師を勤めて戴くお寺さんへの訃報連絡と

スケジュールの空き具合の確認。


式場として本堂を貸して頂くお寺さんへの訃報連絡と

本堂が借りれるかの確認。


それぞれの都合を確認しながらスケジュール設定を進める。




~遺族としての用事~



進めながらも連絡するべき所のリストアップをする。

日程が決まれば各所に連絡を入れる。




訃報の電話。

父が他界した時に経験しているが

電話の向こうで泣かれるのは辛い



リストアップをした名前

連絡がついたところから消して行く。


繋がらない所もある。

最も繋がらなかったのが母の友人だった。



その友人の電話番号が判らないので

直接自宅へ伺って母の死を告げる。




そんな折り、あそか苑から再び電話が鳴る。




お昼過ぎに予定していた母の診察が

先生の都合で2時半頃になるらしい。。




となると、

時間の変更を知らせるべき相手に連絡を入れる。




自宅に居ても仕方が無いからと

午前中には兄弟も集って来る。



お腹が空いているのかどうかも判らない。。。



仕事の時、お客さんに

「こんな時はついついおざなりになりがちなんですが

とにかく休む事と食べる事はしっかりなさって下さいね」

と言っている自分を思い出した。

そうだ、こんな時はダイエット中とか言ってられない。

とにかく何かを食べながら進めなくては。。

弟にお願いしてコンビニまでひとっ走り、

おにぎりとかサンドイッチを買って来て貰うのだが



兄弟とはいえ暫く離れて暮らすと

こんなにもセンスが合わないものなのか



買って来てくれたパンに文句は言えないが

自分では絶対に買わないような類いのパンが並んでいる。

これでも弟なりに随分考えて買って来てくれたそうだ。。



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