前回の外来の時のPCRの結果、WT1は未検出。WT1とはこのタイプの白血病で増える特定のたんぱく質で、PCR法と呼ばれる遺伝子検査により毎回の通院で確認されている。この検査は病院内では行えないとの事で、病院で採血された血液を外注に出しているのだと聞いた。その為、いつも主治医から伝えられている検査結果は、実は前回採血のものだっだということを最近知った。これから先もWT1が未検出で推移することを願いたい。
前々回の採血結果から、クレアチニンという腎機能に関係する数値が若干高めである。恐らくアムノレイクの副作用と思われる。クレアチニンの値、今は標準値上限を少し超えたレベルなので、水分を多く摂ってなるべく腎臓に負担を掛けないようにと主治医から言われた。今後はこの数字の変動にも注意しながら維持療法を続けて行く事になるのだろう。そうは言っても、今の自分にとっての最優先は白血病の再発阻止だ。これまでの治療もそうだったが、やはり病気の治療と引き換えに失うものがあると考えないといけないだろうか。大病を患うとはそういう事だと改めて思う。
ガンなどの大病を患えば、何故自分がこの病気になってしまったのか・・・と考えてしまうことが誰しも少なからずあるのではと思う。後天性の病気の場合は特にその傾向が強いのではないかと思う。自分の生活を振り返り、何か免疫力を下げる事をしてしまったのではないかとか、過度なストレスがいけなかったのだろうかとか、何かの食品添加物、残留農薬、薬剤や殺虫剤が原因なのかもしれないなどと色々と考えてしまう。また、可能性の一つとして5年半前のあの日の原発事故によって放出された放射能のこともどうしても頭に浮かんでくる。考えても結局答えが出る問題ではないし、自分が罹患したという事実も変わらない。原因は分からなくとも、病気になる前の自分と同じような生活を送ることが再発に繋がってしまうような気がするし、とりわけ放射能の問題は自分ではどうにもならない分恐ろしいと感じる。北朝鮮の核実験が行われた後に、日本の放射線のレベルに変化は無いと報道されても、それを素直に信じる事が出来ない自分がいた。原発事故についても今もまだ収束した訳では無い。あの事故の時に放出されたと思われる放射能が、今でも遠く離れた地域のキノコなどから基準値を超えるレベルで検出されているという事実もある。原発事故も核実験も、大切な人や自分が存在している同じ大地の上で起きている出来事だ。皆毎日同じ空気を吸って同じ水を飲んでいる。原子力発電所であんな事故が起きるなんてあの日まで夢にも思わなかった。原発は恐ろしいと今は思うが、この快適な暮らしはその恩恵を受けて成り立っているのだと考えると複雑な思いもある。
維持療法のアムノレイクは4クール目に入る。自分にとっては意外に強敵なアムノレイク・・・今回も頭痛と発疹、耳鳴りに眩暈、そして酷い便秘との戦いになるだろうけど、無事に終わりますように。何か月も続いている便秘はそれだけでストレスになる。辛いが乗り越えなければ。
最近、仕事帰りにジムでバイクを漕ぐことが日課になっている。ランニングより膝にも優しい。食べる事が大好きなので、程好い運動、美味しい食事が出来る毎日に今日も感謝で一杯である。
