トルコ出張時の思い出パート3・・・長々とスイマセン、これも終活に向けた独り言ということでご容赦を。
現地の文化や生活様態を知る上で、子供達の様子を知ることも一つの目安になります。
工場初出勤の朝、正門でバスを降りると4,5人の小学生ぐらいの男の子達が並んで「靴磨き」の小遣い稼ぎ?昭和世代の方なら覚えておられるでしょう、例えば新宿のデパート前やガード下でオバさん達の「靴磨き」が日常的に見られたあの光景です。
遠目に「かわいそう」と思いながら近づいてその目を見た瞬間、驚いたのは彼らの瞳がキラキラ輝いている!!
生活苦、単なる小遣い稼ぎでは無い、自身で家族の生活を助けるという自信と誇りに満ちた瞳・・・翌朝からは前日に汚れた安全靴を綺麗にして貰う日課が始まりました。
工場から10分ほど歩いた村に床屋さんがあり、夏なので散髪しようと訪れた時のこと。2.3人の先客が居たので空いている椅子に腰掛け様としたら、皆が「お先にどうぞ」と手招き。この辺りで東洋人と言えば日本人しか居ないから例によって「恩返し」か?お礼を言って片言の「短めに」と伝え・・・果たして結果は見事な「坊ちゃん刈り」の出来上がり。覚悟はしていたので一応お礼を言って店を後にしたが、翌日に相棒から「お前もやられたか」と笑い。聞けばイスラム圏では髭を生やしていない男は未成年とみられるとのこと。そう言えば現地派遣の日本人も皆さん髭を蓄えているのに納得した次第。
工場の昼食は会社負担のビュッフェ方式で、豚肉を除いた多彩なトルコ料理の品々が並ぶ。私のお気に入りはデザートの「カステラの蜂蜜漬け」、三ヶ月間毎日食べていたら体重が5kg増えてしまいました(苦笑)
休日に訪れたイスタンブールでの思い出です。
イズミットからバスで到着したのは東側にあるグランド・バザール近くの広大なバスターミナル。先ず橋を渡って小一時間、西側の町並みを見物。ヨーロッパ風の建物、商店街が並ぶ比較的綺麗な街並み・・・と思いきや一歩路地裏に入ると悪臭漂うゴミの山には閉口、早々に再び西側へとって返す。帰りは橋の下に並ぶ露店や飲食店を眺めながら海の幸の豊富さに驚く。
東側ではトプカプ宮殿や地下水上宮殿を巡り、最後はグランド・バザールでのお土産探し。それにしても東西で様子が全く違うのにはさすがに面食らう。西側に入った瞬間、ほとんどの女性は皆ヒジャブを纏っている、あちこちに「泉」と言うよりも水道管が破裂して垂れ流しのような水場があり、現地の人は手や顔を洗っている、子供は水浴び。この当時、政教分離の政治形態は日本とトルコぐらいと言われていたが、ボスポラス海峡を挟んでこうも文化の違いが際立っている光景は現地を訪れてみないと理解できないと実感。
お土産に手軽な玄関マット程度のシルクの絨毯でもと思いきや、何と二桁万円!?四畳半ぐらいになると数百万円も・・・結局ナプキン程の大きさを2万円に値切って帰路についたけど、今でも我が家の居間に額に入って輝いています(勿体なくて使えない)。
戦争の影響も無く3ヶ月の出張を無事終えて、帰路はドイツ経由英国ヒースロー空港でトランジット。往きのシンガポール以上に輝かしい空港内に感嘆。現在の羽田や成田空港内での見慣れた景色なのだが当時の私にとっては全てが黄金色に見えました。
開通したばかりのJAL北回りで、途中延々と続くツンドラの景色を眺めながら帰国。残念だったのは安堵感から到着時に居眠りしていて富士山が見られなかった事・・・まあ無事で何よりでした。
次回からは東南アジア出張の思い出を記そうと思います。
ではまた、ごきげんよう。