世は争乱…
我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。
文明6年(1474年)7月、和睦に反対派の大内政弘(おおうちまさひろ)、畠山義就(はたけやまよしなり)らは京の北野辺りに放火したのだ。
和睦に応じた山名政豊(やまなまさとよ)は鎮圧にあたり、細川政元(ほそかわまさもと)も加勢したのだ。
政元「政国、我らも参るぞ!」
政元は補佐役である細川政国(ほそかわまさくに)を連れ、自ら出陣したのだ。
政元「火を消すのだ!これ以上、京の街を焼いてはいかん!」
政国「あちらを消せ!」
細川隊は火を消し回っていた。
ようやく火が消され鎮圧した時、政元らは敵兵の一隊と遭遇してしまった。
政元「お前らが火を点けたのか!?」
敵兵「フッ、そうゆうお前らは…細川のものだな?」
政国「ん?そなた……」
政国は見たことのある顔だった。
政国「そなた大内政弘!」
政弘「誰かと思えば細川の政国。…そちらの小童は…そなたが政元だな。」
政元は初めて見る大内政弘だった。
政元「大内殿、ぜひお会いしたかった。」
政弘「わしと会いたかったと?大内と細川は遺恨ある間。そんなわしと会いたいとは…笑止千万!!」
その時、
ビシッ!!
政弘「くっ!」
太刀を振り上げた政弘の手に石が当たったのだ。
政元や政国は石が飛んできた方向を見ると…木の上にそいつがいた!
政元「あれは⁈」
木の上にいたそいつは…天狗!
政弘「天狗!?何奴だ!?」
天狗「大内、こんなところで放火などしている時か?」
政弘「何!?何のことだ⁈」
天狗「領国は大事ないかの?…ハッハハハ!」
そういうと天狗は木の上から消えたのだ。
政元が見る初めての天狗だった…。
つづく…
にほんブログ村



