天狗将軍 〜第6話 西陣の館〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️




世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。



我(幼名春王〔はるおう〕)と聡明丸(そうめいまる、細川政元〔ほそかわまさもと〕の幼名)は遊びのつもりで深夜に室町御所を出て争乱の街を徘徊した。


そして野盗に追いかけられ、逃げ回り、気づくと山名宗全(やまなそうぜん)の陣に入っていたのだ。


山名宗全邸跡


コアラ山名宗全方は西軍で陣地は西陣だね。


春王「夢中で走ってきたが…ここは西軍の陣辺りじゃないのか?」

聡明丸「ん…この大きな館は…あそこの塀の下に穴が空いております。」

春王「我らなら入れそうだな。行ってみよう。」

聡明丸「春王様、ここは敵陣。危のうございます。」

春王「大事ない、行くぞ!」




2人で崩れかけた塀の下の穴から館の中に忍びこんだのだ。
 
そこは館の庭で静けさが漂っていた。


春王「誰もおらぬな。ここは誰の館だろうか?」

聡明丸「しっ!春王様、向こうに誰かいます。」


2人は庭の木に隠れながら移動した。



すると、そこには僧のような人物が立っており、傍に女性が控えていた。

春王「あの僧は…?」

聡明丸「…」


聡明丸は少し驚いた様子でその人物を見ていた。


その2人は話を始めた。

僧らしき人物「あちらの様子はどうだ?」

女性「殿は戦を終わりにしたいと思っているようです。」

僧らしき人物「ほう、婿殿はそう思っているか…わしもそろそろよいと思っておる。」

女性「されど、回りの武将が…」

僧らしき人物「否を申しておるのだな。こちらにも否を申すものがおる…」

女性「殿は御父上に直に話をしたがっております。」



その時、我は落ちていた小枝を踏んでしまった。

ポキッ


女性「そこに誰かいます!」

僧らしき人物「誰だ!?」



我と聡明丸は逃げようとしたが、庭に隠れていたものたちに、あっという間に捕らえられしまった。


そして、我らは僧らしき人物の前に突き出された。

春王「くっ!放せ!」

僧らしき人物「どんな曲者かと思えば、小童ではないか…」

女性「…」

女性は驚いた表情をしていた。


春王「そなたは誰か?」

僧らしき人物「元気な小童だな…わしは山名宗全(やまなそうぜん)だ。」


コアラ宗全さんは山名持豊(やまなもちとよ)って名で出家して宗全って名乗ったんだよね


春王「そなたが山名宗全…我は…」

我が名乗ろうとすると、聡明丸が我の腕を掴み止めたのだ。


宗全「ほぉ、そちらの小童は状況をわかっておるようだな。こやつらの正体を知っておるか?」

宗全は女性に尋ね、

女性「…知っております。そちらの子は…」

女性は聡明丸を見て、

女性「名は聡明丸…私の子です。」

宗全「何!?」



その女性は聡明丸の母、(さと)だったのだ…。





つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜









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