世は争乱…
我は室町幕府、第9代将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。
時は永正8年(1511年)8月…
山城国船岡山で大戦が起こった。
第10代将軍・足利義稙(あしかがよしたね)を擁する細川高国(ほそかわたかくに)、大内義興(おおうちよしおき)らの軍勢と第11代将軍・足利義澄(あしかがよしずみ)を擁する細川澄元(ほそかわすみもと)、赤松義村(あかまつよしむら)らの軍勢が激突したのだ。
足利将軍家同士の争いと見えるが…将軍は飾り物にすぎず、細川氏同士の血で血を洗う果てしない戦いなのだ。
あれほど権勢を誇った細川氏がなぜ2つに割れたのか?
そして将軍はなぜ飾り物になったのか?
全てはこの武将の所業なのだ。
その武将がこの物語の主役…
細川政元
(ほそかわまさもと)
話は文正元年(1466年)まで遡る。
場所は室町御所…
我が父であり第8代将軍・足利義政(あしかがよしまさ)の前には細川勝元(ほそかわかつもと)と山名宗全(やまなそうぜん)がいた。
義政「…わかった。伊勢貞親(いせさだちか)と真蘂(しんずい)を幕政から外す。」
勝元「御所様、それがよろしかうと思います。」
宗全「うむ、幕府の為になる。」
義政「では。」
義政は不機嫌な様子で場を外れた。
義政は側近の伊勢貞親と真蘂を追放したのだった。
勝元「貞親も真蘂も出しゃばりすぎた。此度は舅殿と思わず意見が合いましたな。」
宗全「…勝元殿、ところで我が娘・里(さと)の具合はどうだ?」
勝元「そろそろかと…」
勝元の正室は宗全の養女・里、つまり2人は舅、婿の関係なのである。
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