白の執権 〜第137話 時実無惨〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が娘、竹子(たけこ)です。





泰時の次男、時実(ときざね)は将軍・藤原頼経(ふじわらのよりつね)の側近となりました。



その時実に泰時は早くも嫁を取らせたのです。

相手は泰時の弟・朝時(ともとき)の娘でした。

北条朝時

コアラ朝時さんは泰時さんの異母弟なんだよね。一時は嫡男候補だったけどお父さんの義時(よしとき)さんに勘当されて候補から外れたんだよね。



朝時「兄上、我が娘をよろしくお願いします。」

泰時「まだ若い2人だが、立派な夫婦になるであろう。」


若い夫婦を見ながら泰時と朝時が会話する横で北条氏の家宰、尾藤景綱(びとうかげつな)が泣いていました。


景綱「ううぅ…」

泰時「景綱、何を泣いておる。こんなめでたい時に。」

景綱「あっ、すいませぬ。…嬉しいのです。幼い頃から見てきた時実様があんなに立派になられて…」

泰時「景綱の妻は時実の乳母であったな。景綱、よくここまで時実を育ててくれた。礼を言うぞ。」

景綱「めっそうもない…でも泰時様のお言葉、嬉しゅうございます。」





1227年8月、鎌倉は六堂供養を翌日に迎え、多くの御家人が集まっていました。


現在の鎌倉、若宮大路辺り




その夜…


「もう我慢ならん!!」



「何をする!?」


ザグッ!!



「うわぁぁぁ…」

「止めろ!!」


ザクッ!ズバッ!!




コアラ!?斬り合い?



鎌倉の真ん中で1人の武士が太刀を抜き、周囲の者を斬ったのです。






騒動の報せは泰時の元にも入りました。報せたのは景綱でした。


泰時「鎌倉内で太刀で暴れるとは…誰だ、その者は?」

景綱「……」

泰時「景綱、どうした?答えぬか!」

景綱「斬ったのは…高橋次郎(たかはしじろう)です。」

泰時「何!!次郎は時実の家人ではないか!…時実は何をしておる?」

景綱「時実様は…次郎に斬られ落命しました…ううぅ…」

泰時「!!」


泰時は言葉が出ず…すぐさま騒動の現場に向かったのです。





すでに次郎は他の武士に捕らえられていました。


現場に着いた泰時は時実の遺体を見つけ…

泰時「時実!!」


泰時は時実の手を握り、泣きました。




現場には時実以外にも倒れ傷ついているものがいました。

次郎は時実だけでなく、他の御家人も数名斬っていたのです…。






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜





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