私の夫は優柔不断 〜護良親王の死〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️


私、足利尊氏の妻・登子です。

1335年北条時行様率いる北条軍が鎌倉に迫っていました。

夫の弟・直義殿は護良親王様をお連れせず暗殺しようと刺客を送りました。

コアラ直義さん、護良親王さんが北条軍に担がれると厄介な敵になると考えたんだよね。


護良親王様が幽閉されている東光寺では、

護良親王「…!何奴⁈」

東光寺に現れたのは直義殿の家臣・淵辺義博でした。

{8F16C6A9-E4D1-41A0-B226-612E80E4D679:01}
護良親王(左)と淵辺義博

淵辺「我が主の命により護良親王様の御命頂きに参りました。それがしは淵辺義博と申します。」

護良親王「そうか。ようやく来たか。…北条軍がこの鎌倉に迫ってるらしいな。私が北条に渡れば厄介になると直義は踏んだのであろう。」

淵辺「はい。お覚悟召され。」

護良親王「元より覚悟はできておる。捕えられた時よりな。」

護良親王様は手を合わせ目を閉じました。淵辺が太刀を振り上げた時、

バシッ!

小石が淵辺の振り上げた手に当たりました。

淵辺「何者⁈」
護良親王「⁈」

私が送った間者のが入ってきました。

茜「御台様よりの命です。淵辺殿、親王様を切ってはなりません。親王様をお連れせよと。」

淵辺「なんと!」

茜「護良親王様、私は足利家御台所・登子様の侍女・茜です。御台様の命できました。」

護良親王「登子が私に生きよと申すか?父・帝にも見捨てられたこの私を。」

茜「御台様は親王様に生きて、足利とともに良い世を作ってほしいとの願いでございます。」

護良親王「……もうよいのだ。私の命運は既に尽きておる。良い世を作るのは尊氏に任せたのだ。ここで死んでも悔いはない。」

茜「しかし!」

護良親王「淵辺と申したな。1つ頼みがある。私を介錯せよ。」

淵辺「自害なされるのですか?」


コアラ介錯って切腹する人を即死させて苦痛を軽減させるために背後から首を切ることをいうんだ。




護良親王「うむ。私は征夷大将軍だ。武士の頂点に立つもの。自ら腹を切るのが私の最期だ。よいな。」

茜「護良親王様!」

護良親王「茜。登子に伝えよ…ありがとうと…。」




そして護良親王様は自害されました。



茜は護良親王様の御首を手厚く葬りました。



私は後に護良親王様の最期を聞き、涙しました。





護良親王様の死から2日後、北条軍はついに鎌倉に入ります。


その頃、京では…







つづく…
コアラ本年はこの連載シリーズを読んで頂き誠にありがとうございます。来年もまた読んで頂きます様よろしくお願いします。
「私の夫は優柔不断」の次回をお楽しみに~バイバイ