今日は土日のサイクリングで「これか?!」となんとなくコツがつかめた気がするやまめ乗り(厳密にはちょっと違うのですが、それは後ほど)について。
まず土日の状況をまとめてみますと―
土曜日:すでに140kmほど走り、脚も心臓も売り切れた状態
でフォームとペダリングを比較的オーソドックスなものからやまめ乗りに大幅変更。そこからは心拍数が145(最大心拍数の75%)ほどで安定し、平地の巡航速度も30~35kmに。ケイデンスは75くらい。ちなみに追い風
では40km/hで、向かい風でも28km/hで走れました(心拍数
は同じ)。
日曜日:回復走のつもりで、往復70km弱のサイクリングへ。家を出た直後から計測した結果、追い風だけどごく緩い上りが点在する往路の平均速度は29㎞/h。向かい風だけど、緩い下りが点在する復路の平均速度は28km/h。心拍数は平均が144で、最大が157(ほんの一瞬だけ)。サイコンに記録されていた平均ケイデンスは70でしたが、赤信号や一時停止での減速加速を含んでいるので、走行中のケインデンスは前日と同じ75といったところです。道は行き帰りまったく同じで、折り返し地点となるオネオネさんで30分ほどコーヒー
を飲みながら談笑しました。
試しにイーストンEA90エアロで
この2日の経験から感じられたこの乗り方での長所は―
1)重めのギアを踏みつつもケイデンスは低めなので、意外と脚が疲れない
。なによりも心臓が楽
。相乗効果として心拍数が比較的低い値で安定するので、長距離が楽そう。
2)胸をそらすようにするため、前をしっかり見られて安全。肺がつぶれない、気道が広がる、腹で呼吸できる(腹をへこませないので)ので、呼吸そのものが楽。首もいたくなりづらい。
3)巡航時の運動強度があまり高くないので、発汗を抑えられる。
3番目の「発汗が抑えられる」については、ドリンクの摂取を減らせることによる胃の負担軽減やミネラル分の不足の防止などの派生効果も考えられますが、これについては現時点では断言できません。ただし、私の場合は、発汗量が蒸発量を下回るため、体が冷えづらいという予想外のメリット
もありました(*1)。
*1:外気温が23℃くらいだと、私の場合なんらかの防風対策をとらないと腹が冷えて気持ち悪くなったりするのですが(体、弱!
)、日曜日はまったく問題なしで、オネオネさんでアイスコーヒーを飲む余裕すらありました
。
一方、短所というか、克服すべき課題もいくつかあります。
1)ギアを軽くしてケイデンスを高めると長所1が失われるため、加減速が激しいシチュエーション(レースなど)には向かない。また、脚の使い方がオーソドックスな乗り方と微妙に違うので、高回転できれいにペダリングすること自体にも慣れが必要。(*2)
*2:これが本家やまめ乗りとの最大の違い。本家もかなり重いギアを踏むのですが、低回転型というわけではありません。やまめの学校のタカギさんによれば、「体重をうまくペダルに乗せられるようになれば、筋力
に頼ることなく重いギアを踏める(=回転を上げられる)」のだとか。
2)懐が狭く感じられるのでステムを伸ばしたいが、極端に変えるとコーナーリングに問題が生じる可能性あり。サドルも同様で、前に出した方が脚が自然に後ろまで回るペダリングをしやすいが、ブレーキングで腰を引きづらくなるし、フォームが崩れてくると踏み下ろす(脚が疲れる)ペダリングになりやすい。
3)骨盤を前傾させる乗り方は腰に負担が集中しやすいので、長距離では苦痛になる可能性も。同様に、坐骨でサドルに座らず、股間や内腿の柔らかい部分で座る形になるため
、股ズレや不快感が生じるかも。
4)上りでは、よほどうまく乗らないとどうしても太股の前側の筋肉(パワーはあるけどすぐ疲れる)を使いがち。「脚を残す」という観点からは、骨盤を立てて脚を前に蹴り出すオーソドックスな乗り方の方がハムストリングを使いやすい(ただし、心臓への負担は大きくなるので、楽さやタイムはどっこいかもしれません)。
これらの問題点への現在の対策はというと・・・
1)体にフォームを覚えこませる
。それまでは、無理に回転を上げようとせず、ペダリングに集中。
2)自転車側のセッティングは微調整にとどめ、基本的には体をうまく使うことで対応。
3)やってみなけりゃわからない
。ローミンやアヴァターといった愛用のサドルがやまめ乗りに向いていることを祈るのみ?
4)試行錯誤あるのみ
。座る位置や適切なケイデンスとギアの組み合わせなど、MTBの経験を生かしていろいろやってみます。でも、1と同じで、成果を得るにはある程度の時間がいるでしょうね。
最後にFAQ。
Q:サドルを引かないと脚が疲れやすいと雑誌には書いてあるけど?
A:サドルを引くと強制的にハムストリングを使わされるので、たしかに筋肉は長持ちしやすいと思うけど、やまめ乗り=ハムストリングを使えないというわけではないのはこれまでに書いたとおり。前座りだとハムストリングを使えなくなるなら、TTバイクのポジションはおかしいということになってしまいますしね
。
Q:骨盤を立てないと懐が狭くなり、脚をうまく回せなくなるのでは?
A:不思議とそれは感じませんでした。ポイントは中途半端にやらないことかもしれません。完全にベタっと倒すくらいが良いみたいです。あと、ブラケットを握っているときより、ドロップを握っているときの方が、脚を後ろまで回すのが楽でした。ブラケットを握ると上半身が起きてしまうので、前傾が中途半端になりやすいからのようです。
Q:ブルペではアウタートップのまま走る人もいると聞いたけど、そんな感じ?
A:アウタートップではケイデンスが平地で60回転以下、緩やかな上りでも50回転以下まで下がってしまったので、「これはやりすぎ
」と感じました。ただし、ケイデンス50~55回転が最も運動効率が高いという説もあるようですし、「クロモリフレームではアウタートップでいけたけど、カーボンだとケイデンス80くらいがちょうどいい」(byロングライド番長きつつきさん)という傾聴すべき報告もあります。
Q:特殊なセッティングが必要なのでは?
A:最終的には少し違うセッティングになるかもしれませんが、オーソドックスなセッティングのままでも効果は試せます。私のセッティングは、サドル高が71.5cm(股下80.5㎝)で、サドル後退幅は6.5cm。フレームはオペラだとTTが55cm、ステム90mm、ハンドルリーチ90mmで、サドル先端からブラケット頂点までは69cmくらいです(身長175㎝)。


