ひでのブログ -18ページ目

ひでのブログ

おもいうかんだことをいろいろかきます

日本農業への正しい絶望法 (新潮新書)/新潮社

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日本の農業のレベルは必ずしも高いわけではなく,
決して成長産業ではない。
厳しい地理的・経済的条件のなかでも,
戦っていかなければいけない日本の農業の現実。

知の編集術 (講談社現代新書)/講談社

¥756
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「編集」をキーワードに知のあり方を見直す。
今年一年の始まりにふさわしい本だ。

国防 (新潮文庫)/新潮社

¥500
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初めて知りましたが,政治家ってきちんと仕事をしているんですね。
石破さんの国防論を例えて言うなら,
泥棒が狙ってるから,鍵をかけるのではない。
実はみんなが潜在的に泥棒で,
鍵をかけない家が泥棒を作るのだ,ということだろうか。
自衛隊というものの位置づけもよく分かったし,
人質をとられたからといって,土足で他国に上陸できるわけではないんだな。
うーん。あえて知ろうとしてこなかったことがたくさん書いてある。

あ,お分かりになると思いますが,自分は右ではないです。
自由,平等,友愛をいまだにナイーブに信じる左寄りの人間ですから。


お役所の掟―ぶっとび霞が関事情 (講談社プラスアルファ文庫)/講談社

¥777
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いささか極端であるが,そこそこ納得。

錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)/筑摩書房

¥1,575
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20世紀初頭,実験都市ニューヨークは新たな文化・思想を生み出し,
マンハッタニズムは狂気に限りなく近接する。
未来的なものの夢,高さへの憧憬,機能主義の逆機能...

まほろ駅前番外地 (文春文庫)/文藝春秋

¥530
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まいった。

ピアニストのノート (講談社選書メチエ)/講談社

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偉大なる知性。
まさに至福の時間であった。

プログラムは
「版画」ドビュッシー
「前奏曲集第1巻より」ドビュッシー
「9つの前奏曲作品1より」シマノフスキ
「ピアノ・ソナタ第3番ロ短調」ショパン
会場は
すみだトリフォニーホールである。

いずれの曲も完璧な演奏だった。
声部の扱い,響き,テンポ,構成など,
それぞれの要素としてはユニークな演奏であるには違いないのだが,
極めて高度な技巧と豊かな知性・構想力が,
全体を統率しているために,
恣意性などを微塵も感じさせず,
徹頭徹尾圧倒的な説得力を持って聴き手を虜にするのだ。

特筆すべきはその弱音である。
曲中でテンポを落としたり,休止を長めにとるなどして,
まるでたばこの煙をくゆらすように,
響きを楽しむ箇所が幾度と無くあった。
それでも曲がだれないのは,
高度なリズム感と技巧が基礎にあるからであろう。
とくに「帆」,「沈める寺」,ソナタ第3楽章。

「西風のみたもの」,ソナタにおける急速なパッセージにおいては,
そのスピードを維持しながらも,
すべての音がはっきり聞き取れる驚異の解像度である。

なかでも白眉はソナタの第3・第4楽章であろう。
ただでさえ単調で退屈になりがちな第3楽章を,
彼はさらにゆっくり弾くのだが,
旋律線を極端に強調したアルトとバリトンの二重唱になっており,
それがまるで時間を忘れたような感覚にさせる。
しかし,その音色はあくまで醒めているのだ。

対照的に,第4楽章はある意味で悪魔的,諧謔的な演奏である。
右手の軽快な旋律と左手のうごめく不気味でさえある音型の対比が,
圧倒的な効果を上げ,ソナタは大団円を迎える。
そのすばらしさに思わずにやけてしまった。

書きたいことはやまほどあるが,これぐらいにしておこう。