皆様お疲れ様です。
今回は義母の事があったので
公開を控えていた記事が
いくつかあるんですけど
義母の容態も膠着状態なので
特にお伝えする事もありません。
便りがないのは良い便り
じゃないですけど
ひょっとしたら
それだけ安定してるのかもしれない
なんて思うわけです。
だから少しだけ心に余裕が出来たというか
久しぶりに長男の方を向いてもいいかな
なんて思って
いつもの記事にしようと思います。
そして今回のお話は
だいぶ時を遡りますが
ビッグマックトーストを作った前日のお話です。
私の父が娘に
「今度焼肉でも行くかー!」と
言ったところ
多分、社交辞令的にだと思うんですけど
「うん」と答えたそうで
孫の「うん」を本気に捉えたじぃじは
焼肉を食べに行くぞ!とその気になり
みんなで焼肉に行ってきました(笑)
彼氏君もな!という父の言葉に
彼氏も最初はちょっと嫌々でしたが
蓋を開けてみれば
当日のお昼を抜いてくる意気込み(笑)
なので私達5人+両親の計7人で
焼肉に行ったわけです。
テーブルは7人全員座れないので
3対4で分かれるわけですが
父は空気が読めないのか
それともあえての行動なのか
娘と彼氏が座った席に
ドカッと座ります(笑)
普通なら
大人4人と子供達3人が
テンプレだと思うんですけどね![]()
娘+彼氏+父という
割とみんな困り顔の状況(笑)
仕方なく私が父の横へ座り
その場は収まりました。
意外にもこの4人で
会話も弾んだりして
楽しく過ごす事が出来ました。
彼氏の持ち前のキャラの良さも
あったんだと思います。
焼肉もだいぶ食べ終わった頃
テーブルに父と2人きりになりました。
するとおもむろに父が口を開きました。
父
今日は久しぶりに皆でご飯食べられて
楽しかったよ! ありがとうな。
その言葉を聞いて
そういえば皆でご飯を食べたのって
いつ以来だろう?と思いました。
思い返してみると
きっと最後にご飯を食べに行ったのは
長男が亡くなる前だったんです。
父も仕事が忙しかったというのも
あるとは思います。
でもなんとなく
長男が亡くなってから
こういう事とは少し距離を置いていたような
そんな感じがしました。
父にはきっと
「長男がいないのに」という想いが
あったのかもしれません。
その気持ちは良く分かります。
だけどこの約2年の月日を経て
心に張った大きな氷のような感情は
少しずつ溶けて
今日に至ったのかもしれません。
悲しみをゆっくり溶かす愛情や
人の温かさが
大袈裟かもしれませんが
今回の焼肉に繋がったような
そんなふうに思えたんです。
父
俺ももう終活を考える年齢になるなんてな
俺もお前も激動の人生になっちゃったけど
色々な事があっても立派に働いてるお前の事
俺は鼻が高いよ。
私は黙って頷きました。
父
だけどなぁ
ここにアイツ(長男)がいればなぁ…
本当にあとそこだけなんだよな…
本当にあと「そこだけ」なんですよね…
みんな想いは同じです。
私が「そうだね」と言うと
ちょうど娘と彼氏が戻って来ました。
父
それにしても〇〇(彼氏)君は
〇〇(長男)に似てるよなぁ(笑)
父もそこを感じ取ったみたいでした。
この事は家族全員が思っています。
娘
でしょ?
もし生きてたら絶対仲良くなってたよね。
私
(長男と彼氏は)同種族だからな(笑)
きっと彼氏に重なって見えた長男の姿にも
楽しかったとい気持ちに繋がっているんだと
思います。
彼氏もその頃には父ともすっかり打ち解けて
次はどの肉を食べるか?なんて
話していました。
悲しみを乗り越えて(はいないけど)
家族の形や営みは
こういうふうに変化していくのかもしれない。
そんなグリーフケアの
道の先に見える何かの片鱗を感じました。
ただの焼肉かと思いましたが
まさかこんな想いになるとは思いませんでした。
最初は
娘はなんて返事をしちゃったんだよー(笑)
なんてふざけて言ってましたが
ほんと良い1日となりました。
いよいよ山場の今週も
間もなく折り返しです!
このまま無事に時よ過ぎてくれー!
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の新しい人生の出発点です
また、グリーフケア写真部の活動も始めました
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