皆様お疲れ様です。



先日亡くなったAさん。



葬儀は家族葬だったのもありまして

お香典なども辞退との連絡がありましたので

我々同僚としては

もう何もする事も無くて

ただただAさんの

ご冥福をお祈りするばかりでした。



私達はもちろん

ご本人も一応は戻ってくるつもりだったので

私物がロッカーに残ってたんですね。



その私物をご家族が取りに来られるというので

別の従業員さんが用意していたんです。



ちょうど私が座るデスクから

その様子が見えてて

仕事しながら

それをなんとなく見ていたんです。




Aさんの私物が

紙袋に入れられていくその光景




入るのは筆記用具とか

タオルとかなんですけどね……








……うーんタラー






やっぱりこういう光景はダメですね

長男の時を思い出します。




長男の場合は

会社の上司の方が

家まで届けてくださったんです。




筆記用具はもちろん

長男が研修中に作ったというタバコケースや

仕事中に食べていたグミや飴

あとはもうよく分からない

要るのか要らないのか

なんで机に入れておいたのか?みたいな物




そんなのが入っていて

渡してくださいました。




まだまだ当時は

亡くなってすぐの頃だったので

長男に触れる物は

全て悲しみに繋がってしまい

本当に辛かったです。




そんな事を

用意されているAさんの私物を見て

思い出しつつも

Aさんのご家族は

これからあの時の私と

同じ気持ちになるのだろうか



そんな事を思って

胸が痛くなっていました。



ちょうど業務で席を外していた時に

Aさんのご家族が

私物を取りに見えられました。



「今取りに来られました」と報告を受けたので

一応まだ会社内にいらっしゃるかな?と思って

ウロウロしていると

Aさんと仲が良かった従業員さんと

Aさんのご家族が話をしていました。



長く務められていたので

ご家族の事もその従業員さんは知っていて

仲も良かったとの事



よく見ると

ご家族もその従業員さんも

笑顔だけど泣いている

そんな表情で話していたので



ここで私が出ていくのは野暮だろうと

そう思ってご挨拶は遠慮する事にしました。



Aさんご家族が帰った後

その従業員さんから

Aさんの最期の様子を聞くことが出来ました。



朝になり容態が急変して

病院へ行き

一度は心停止したそうですが

処置の甲斐があって持ち直したんだそうです。



Aさんも頑張ったそうですが

また容態は悪くなり

今度はそのまま旅立ったとの事でした。



ご家族はAさんの事を

「一度も弱音を吐かなかったんですよ」と

仰っていたそうで



過去に何度か大きな病気になった時などが

あったそうですが



会社でも一度もそういう素振りは

見せなかったんだよねぇー

ホント強い人だったよ。と

その従業員さんも話してくれました。






10月1日

朝礼でAさんへ黙祷を捧げました。



私はまだ今の部署へ来て日が浅いので

いくらAさんを前から知っていると言っても

本当に知っているという程度

だから黙祷後、皆に伝えました。



私達が出来る一番の供養は

Aさんの思い出話をしてあげる事だと思います

時々思い出して

楽しかった話を沢山してあげてください。




その日

もう早速Aさんの笑い話で

盛り上がっていました。




皆の心の中には

Aさんという存在がちゃんといるんだなと

改めて思いました。



そして長男も

友達や会社の同僚さん達にも

こんなふうに想ったり話したり

してもらえてるといいな照れ




そんな事を思った私でした。





最後までお読みくださり

ありがとうございます。



はじめましての方へ

よろしかったら

こちらもお読みいただけますと幸いです。



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