皆様お疲れ様です。
今回は久しぶりの考察回です。
1年前は毎日のように
自身の心を考察し、客観的視点から
グリーフについて考えてきました。
ブログのテーマも「考察」なんか
作ったりして分けたりもしましたが
今やその辺はもうなし崩し的(笑)
でも今回は
久しぶりに考察した!って思ったので
テーマも「考察」に分けてみました(笑)
まぁ、大した意味は無いですけどね
そんな久しぶりの考察
良かったらお読みください。
それではどうぞーー
長男を喪って約1年が経ち
ひとつ分かった事がありました。
以前もブログに書いた事あるかも
しれないんですけど
どれだけ月日が経とうとも
悲しみの大きさや深さは変わらないという事。
こんな事改まって書くと
当たり前じゃないか。と
思われる方もいらっしゃるかと思いますが
長男を喪った直後は
この悲しみが小さくなったり薄くなったりすると
本気で信じて色々な事をしていました。
でも実際は
長男を喪った時と何も変わっていません。
あの日、あの時の
悲しさや悔しさ
涙や怒りは
あの日のまま
小さくなるどころか
それよりも大きくなる事も
感覚的にはあります。
でも
1年経ってみて
あの時よりも穏やかに過ごせているのは
何故なんだろう?
そんな事を思ったんです。
という事で今回は
その「何故」を
自分なりにと言いますか
自分の身に置き換えて
考えてみた事を書いていこうと思います。
冒頭に書いた
小さくなったり薄くなる事はない
これなんですけどね
実は少しだけ違う意味合いがありまして
小さくなったり薄くなる事はないけど
そう見えるようにはなった。
という事なのかな?と思うんですよね
どういうことか?
ではこれを「お醤油」に例えてみます。
お醤油=悲しみ とします。
お醤油をもちろん原液で飲む事は出来ません
もし飲んだら身体がおかしくなりますよね(笑)
ましてやそれを大量になんてなったら
生命の危険だってあるほどです。
悲しみもそんな感じがするんですよね。
長男を突然喪って
ものすごい量の悲しみが濁流のように
押し寄せて来ました。
辛くて苦しくて
押し寄せた悲しみに
どんなに向き合ったりしても
決して無くなることはなく
自分の人生が全て悲しみで
埋め尽くされてしまいました。
とてもじゃないけど
受け止めきれません。
そんな悲しみという名の「お醤油」
これを大量の水で割ったらどうでしょう?
とりあえず飲めるようにはなります
全然美味しくないですけど(笑)
じゃあ、これに出汁を入れて火にかけたら?
かなり美味しく飲めますよね。
それで私が何を言いたいのかというと
悲しみ=お醤油で
水や出汁はこれからの人生
なんじゃないかと思うんです。
それは家族との時間なのか
友達との時間なのか
仕事なのか遊びなのか
人それぞれだと思います。
それでですね
話をお醤油に戻すんですけど
お醤油に出汁と水を入れて火をかけました。
このままでも飲めるとは思うんですけど
さらに具を入れたいじゃないですか
野菜を入れますか?
里芋
人参
こぼう
きのこ
大根もいいですね
あとはお肉とかいれてもいいですし
お豆腐も良いと思います。
今なんとなく私はけんちん汁的な
方向に持っていってますけど
これはお好みで
ごま油をちょっとたらして
ねぎをパラパラ
これで美味しく食べられます。
でも
大量の悲しみ(お醤油)に合わせて
水や出汁や具材を入れると
完成した頃には
とんでもない量になると思うんです。
だから
水や出汁、具材を
これからの人生に例えると
相当時間がかかるだろうし
様々な事をしなきゃならない。
それは忙しくする事も
楽しむ事も
そして泣く事も……
いっぱい泣いて
でもその分いっぱい笑ったり楽しんで
鍋の中をいっぱいにしないと
私達の悲しみは決して薄くならないんです。
そしてその鍋の中身を
毎日毎日
少しずつ食べていく事で
自分の実に出来るのかなぁって
そんな事を思います。
どんなに大量のお醤油(悲しみ)でも
他の食材で薄めて食べれば
全部食べる事は出来ます。
薄くなっても
同じ量は消費できる訳です。
そりゃ、現実的な話
悲しみはゼロにはなりません
だって愛だから。
でも
やり方次第では
上手く付き合う事が出来るはずと
信じたいのです。
だから私は
空元気でもなんでもいいと思ってる所もあって
悲しんだそれ以上の楽しみを味わいたい
お醤油の味(長男)を感じつつも
他の食材の美味しさを味わいたいんです。
そんな時が来るのかどうか分かりませんが
私の心の中の鍋が空っぽになった時
私はどんな事を思うのでしょうか
でも食べ終わったら
「美味しかったよ、ありがとう」ですもんね
それって
長男に対して
感謝の気持ちって事だと思うんです。
もちろん今でも
私の子供として生まれてくれてありがとうって
思っています。
でもそれ以上に「ありがとう」って
思えるような気もする。
だから皆で「美味しいお鍋」を
作っていったら良いのではないでしょうか
激辛でもクリーミーでも
美味きゃOK
そうやって
人生を紡いでいくことが
私は長男の人生に
報いる事なのかもと思うのです。
まー、簡単にお鍋って言いましたけど
食材探しが大変だったり
するかもしれませんけどねーー
少しずつは美味しくなってきてると
思うんですよねー
これからも
もっともっと美味しくなるように
心の中のお鍋を調理していきます
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の新しい人生の出発点です
また、グリーフケア写真部の活動も始めました
ご興味がある方は自由なスタイルやペースで
写真を撮ってみませんか?
もしも撮ったら
#グリーフケア写真部 でアップして
みんなで共有していきましょう!
どうぞよろしくお願いいたします。