皆様お疲れ様です。
今回は一周忌法要前日の
とある出来事について書きたいと思います。
仕事帰りに頼んでおいた
法事用の果物を持って帰ってきたんですけど
荷物が多かったので
一度車に置いて
再度取りに行ったんです。
するとちょうど
私の父が車で帰ってきた所でした。
父が車に乗りながら手を挙げました。
父の車庫入れを待ち
車が止まったところで
父のそばへ歩いていきました。
私:おう
明日11時、よろしくね!
父:おう
と、軽く挨拶を交わしたかと思ったら
父がものすごい勢いで話し始めました。
父:昨日、〇〇(長男)と話したんだよ!
私:(´・ω`・ )エッ?
父:だからさ!〇〇(長男)と話したんだ!
この瞬間私、
正直
親父、大丈夫か? と思いました(笑)
私:どういう事?
父:いやー、夢に出てきたんだよ!
あぁ、夢かー、と
父が正常だった事に
なんかホッとした私と(笑)
一瞬、本当に見たりしたのかと思って
少し残念に思う私の両方がいました。
父はどんどん話してきます。
明日法要だから会いに来てくれたんだ!
なんかアイツが
駅まで来るからって言うからさ
車で迎えに行ってやったんだよ!
という夢だったらしく
俺嬉しかったよ!
って言う父の声はもう既に涙声で
その後はあまり聞き取れませんでした。
…もう!泣かせんなっ!
そんな父につられ
私も、やっと出た言葉が
「お、そっか、よかったな」
これが限界でした。
父からしても
死後、長男が久しぶりに
会いに来てくれた感覚だったんでしょうね
孫を想う父の気持ちに
胸が熱くなりました
そういえばもう10年以上前に
父が言ってたんですけど
今まで友達とかが
孫が可愛いって言って写真を持ち歩いてて
それを俺に見せてくるんだよ、と
でもそんな他人の孫とか知らないし
それを見せてくる意味が分からないって
ずっと思ってたんだけど
自分にいざ孫が出来てみたら
そいつの言ってる気持ちが分かったよー
私:息子と孫じゃそんなに違うもん?
父:全然違うー(笑)
私:はは……
みたいなやり取りをした事を
思い出しました。
目に入れても痛くないってのは
こういう事を言うんでしょうね。
そんな孫が突然いなくなって
悲しみに暮れ
あの時はずっと
「可哀想に」と泣きながら
長男に謝っていた父
法要を前に会いに来てくれた長男が
嬉しかったんでしょうね
父が流した涙も
「愛の涙」だったと思います。
そんな会話を交わして
私達は「じゃ」と言って別れました。
そして家に向かう途中で
あーあーー
前日でこんなふうに泣かされるとは
思わなかったなー
なんて思って
次の日大丈夫かなぁ?と
少し心配になった私でした
そして父の中にも
しっかりと長男は生きている
ということなんでしょうね。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
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