皆様お疲れ様です
先日の記事
こちらで私の現在の気持ちを
ボヤきました。
こちらにちょっと近い話になるのかなと
思って書いてます。
先日の休みの日の夕方
奥さんと次男と3人で買い物へ行った帰り
車の中で長男の話になったんですけど
そもそも奥さんも次男も(娘もそうですが)
私の見た目には悲しみを
引きずっているようには見えないんです。
もちろん悲しんでない訳じゃないのは
分かっています。
きっともう
自分もそうなのかもしれませんけど
各々内に秘めた悲しみというか
24時間皆で
悲しみを共有する期間みたいなものは
終わったといいますか
各自咀嚼していて
時々答え合わせする
みたいな感じなのかな？って思いました。
話の発端は長男の部屋についてでした
次男が
「あの部屋もう使っていいの？」と
聞いてきたんです。
私達的には
実は粗方片付けは終わっていて
不要そうな物については
ほとんど処分しました。
あとは次男が長男の物で
部屋に残しておきたいもの
不要な物を分けて処分し
部屋を掃除して
ベッドのマットレスを買ってくれば
使える状態なのかな？という感じです。
次男「じゃあ、早くやろうよ！」と
言うのですが
私達はなんとも歯切れが悪い
理由は主に2つあって
まず物理的に仕分ける物が多いという事
不要そうな物は処分したとはいえ
ポスターやフィギュアはまだかなりの数
飾ってあります。
それをまた更に仕分けるのが
ちょっとだけ大変なんだよなーと
しまうスペースも考えないといけないな
というのが1つ
もう1つが
なんとなく、本当にもう大丈夫なの？って
次男に対して思ってる所があります。
やっぱり私ならまだ無理
あそこで毎晩寝るとか考えられないからです
その旨を次男に確認しました。
次男はいやまぁ、大丈夫かな？と
ついで
じゃあ、逆にまだ部屋に入ると
感極まったりしちゃうの？って
聞かれちゃったんですよね
うーーーーーーーーん
どうなんだろー？
なんか自分の感情が
良く分からなくなりました。
先程も書きましたが
あの部屋で毎晩寝るのは無理です。
でも、部屋にいると
長男を偲んで涙が止まらなくなるのか？と
言われると、なんとなく違うような気もする
もちろんそういう時もあるとは思うけど
今、部屋に入って
私の心を支配するであろう感情は
なんなんでしょう？
思慕？悲しさ？喪失感？
どれも合ってるようで合ってないような
もちろん私の気持ちを
構成する要素ではあるけど
もっと大きい何か……
…それは恐怖なのかもしれないと
少し思いました。
やっぱりあの部屋に居ると
あの日の事を思い出します。
それがとても辛く
長時間居る事が出来ない理由の
大きな部分なのかもしれません。
もしもそうならば
やはり部屋は早く片付けて
次男に明け渡してあげる方が
自分にとっても良いのかな？
なんて思いました。
もちろん長男の部屋が無くなるという
寂しさが無いわけではありません。
近いうち片付けてあげなきゃな…
と思って次男にあえて訪ねました。
お前は今も○○(長男)の事とか
考えたりすることはある？
どういう意味でかは聞きませんでした
次男は
あー、あるよ、あるある！と答えました。
私は次男に
ウザかった所とかだろ？(笑)と
聞き返しました。
まー、それはあるね(笑)と
笑いながら次男は言いました。
奥さんも
なんか、本当にたまに分からなくなるよ
死んでる気がしないよねー
早く帰ってこいよ～って感じー、と言い
まぁ、そうだなぁ～と
3人で笑いながら車を走らせて
家に向かいました。
笑っている次男の手が
日に日に長男の手の形に
似てきているなーなんて思って
こういうのって
長男が違う形で現れている気がして
なんか嬉しいなと思いました。
まだまだ4ヶ月しか経ってないですけど
仏壇に毎日手を合わせてても
俺はいったい誰に手を合わせているんだろう？
なんていう気分になる時もあったり
逆に強く長男を感じる日があったり
かなり波はあります。
溶け込んでいくっていうのは
こういう感情なのでしょうか
家族が各自で感情の処理が出来てきているから
悲しみの大きさとの差が
違和感となっているのでしょうか
本当に今、不思議な感覚です。
もちろんいっぱい泣く日もありますけど
それはそれ、これはこれ
みたいな事も感じたりします。
ただ今回少しですけど
家族と話をしてみて
自分だけじゃなくて
家族皆も迷いながら
少しづつ進んでいるのかもなー
なんて思う事が出来ました。
逆縁や大切な人を亡くした遺族の
心の旅の果てって、境地って
どんな所なんでしょうね
辿り着けるか分からないけど
辿り着いてみたい気もするし
ずっと追い続けていたい気もする
とても未知だなと思いました。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の新しい人生の出発点です
どうぞよろしくお願いいたします。