皆様お疲れ様です


先日、1枚のDVDが家に届きました


そのDVDは

小学校で流した

卒業生と学校での

6年間の思い出のDVDでした。


卒業式前に行った

親子参加の最後の学年活動で

実際に流されたものでした。


私の奥さんは

卒業対策委員というものになっており

委員長を務めておりました。


その流したDVDというのは

本当なら亡くなった長男が

作成する予定のものでした。


長男は仕事もIT系という事も

あるのかないのか分かりませんが

そういった物を作るのが好きらしく


「俺が作ってやるよ!」と言って


引き受けてくれていました。


自身も同じ小学校の出身ということもあって

思い入れがあったんだと思います。


年が明けて2024年になり

そろそろ作成に取り掛かろうかとなって


「絶対みんなを泣かせてやる」


なんて言って意気込んでいた矢先に

長男は亡くなってしまいました。


卒業を目の前にしたタイミングで

こんな事が起きてしまい

私達家族はうろたえるしか出来ませんでした。


まずは長男の事をやらなければと

準備等進めている時に


同じ委員の仲良くしてくださっている方が

「DVDは私が作るから安心して!」と

仰ってくださり、長男が作る予定だった

DVDはその方が作ってくれる事になりました。


そんな経緯のDVDが我が家にやって来ました。


次男と奥さんは小学校の学年活動の時に

既に見ていたものですが

私は参加してなかったので

まだ見ていませんでした。


夕飯を食べた後

そのDVDを見てみました。


30分にも及ぶ超大作のDVDは

本当に良く出来ていました


生徒一人づつ時間を取って

生まれた時

3年生の時

6年生の時

という成長の過程が写真で紹介されていきました


そしてサプライズで先生の

生まれた時から先生になるまでの写真


1年生から1年づつ思い出の写真の数々が

歌と共にスライドショーで流れていきました。



次男の小学校は生徒数が少なく

学年1クラスしかありません。


そして担任の先生は

3年生の時も次男達を受け持って

いただいておりました。


そんな事もあって3年生の写真は

少し多めになっていて

比較が楽しめる作りになってました。


ちょっとした面白要素もちゃんと入っていて

凄く見応えのあるDVDでした。


内容にももちろん感動したのですが

やはり長男が作ると意気込んでいたDVDを

作ることが叶わなかった無念さが

胸に去来してしまい、涙が出てきました。


長男だったらどうやって作ってたかな?

こんなふうに作れていたのかな?

色々な想像をして、長男の想いを重ねながら

そのDVDを見終えました。


私は勝手に長男の想いも背負って

作ってくださったような気持ちになり

感謝でいっぱいになりました。


その後、卒業式の後の謝恩会の時に

作ってくださった方に

私は直接お礼を言いました。


感動した事や

長男の事も交えてお伝えしました。


すると逆に

大変な事があったのに

お手伝いや参加してくれてありがとうね、と

仰っていただき、心遣いに嬉しく思いました。


私は今まで学校行事は運動会くらいしか

参加した事がなく、親同士の繋がりは

奥さんは結構ありましたが

私は全くありませんでした。


ですが長男が亡くなってから

ほんの少しですがイベントなど

誘って頂いたりもあって

参加させていただいておりました。


ちなみにその方の旦那さんは

以前の記事で出てきたご住職の方で

私達家族を励ます会とか開いてくださったり

していただいて、今では私もご好意に

させていただいております。


色々な方の支えで、私や家族はここまで

やってこれたのだと思います。


もしも長男が亡くならなかったら

私はここまで色々な方との触れ合いや

学校との関わりも無かったと思います。


そう考えると

もちろん長男が亡くなった事は最悪でしたが

亡くなった事によって少しは良い影響というか

悪くない事も私に起きているんだなと

思えることもまた事実です。


小さな希望を積み上げて

日々笑えるように過ごしていきたいです。


今月末にその御家族からお花見の

お誘いがありました、もちろん私もです。


当日は楽しんできたいと思っています!



最後までお読みくださり

ありがとうございます。






はじめましての方へ

よろしかったらこちらも

お読みいただけますと幸いです。


私の新しい人生の出発点です

どうぞよろしくお願いいたします。