今、うちには??匹のめだかがいる。
「夜桜」、「ひかり」、「ちろ」にたくさんの稚魚たちである。
時々、その様子を綴りたい。
(前回のおはなし)
ある日、何気なく夜桜水槽の中を覗いていた。
1匹変な動きをしている子がいるなぁ、どうしたんだろうと観察していたら、どうも背が曲がっている。
ん?と思いながらさらによく見ると、尾の方が細くなっている。
尾びれも申し訳なくついている程度。
尾ぐされ病だ!
断定はできなかったものの、そうであれば、感染力の強い菌と聞いているので、他の子たちにも影響するかも…と思い、元気な子達だけをボウルへ避難させた。
そして、病気の子だけを水槽に残し様子を見ていたが、やはりおかしい。
いろいろ調べた。
やはり、どうも尾ぐされ病の様である。
尾ぐされ病の原因は、カラムナリス菌によるもので、水質汚濁やストレスなどで、免疫力の弱っている個体に発症するようである。
まずは、他の子との隔離が必要とのこと。
病気の子の治療には、薬浴もしくは塩浴がいいらしい。(カラムナリス菌は塩分に弱い)
気づいたのが夜中だったので、手元に何もなかったが、翌日、めだか用の塩だけ買ってきた。(薬は手に入らなかった)
すぐ塩浴をさせた。
ところが、避難させておいた子のいたボウルの中を覗いて愕然とした。
元気だった子のうち1匹が亡くなっている…。
大事な色白のオスの子だった。
急に狭いところに押し込んだので、ストレスを感じたのかもしれない。
申し訳ない、でも、どうしようもなかった。
ごめん…。
残った水槽の水には、繁殖した菌が残っているのでフィルターを含めよく洗わないといけない。
水換えは週末にしかできないので、それまでの間、誰もいない水槽の中に消毒代わりの濃いめの塩水を入れてエアレーションをかけていた。
掃除は、菌を残さないように、40℃弱のお湯で丁寧に洗った。
残った「夜桜」や「ちろ」達を戻す。
とりあえずは元気に泳いでくれているようだ。
病気の子も隔離水槽で元気にしている。
「ひかり」がたまごを産んだお話は前回したが、確認をと産卵床を見てみた。
数は少ないものの、いくつか産んでいる。
片づけてしまった孵化用水槽を出してきて、たまごを入れておくことにした。
ところが、である。
少しだけホテイアオイの根の一部が混ざっていたのだが、孵化用水槽をよく見ると、めだかではない何か生き物がちょろちょろしている。
何だぁ?お前らはぁ!
多分、ホテイアオイの根についていたのだと思われる。
【登場するめだかたち】
・「夜桜」
道の駅「きくがわ」からやってきた夜桜ゴールド。
大食漢だったが、最近少し食欲が落ちてきているよう。
尾ぐされ病と思われる病気が発覚し、大騒ぎに。
だが、病気の子を除き、きれいにした元の水槽に戻っている。
・「ひかり」
うきは市の「メダカ王国レインボー」からやってきた無名の子。
シルバーの背中と「ヒカリ体型」が特徴。
少しずつたまごを産んでいる。
孵化させて増やしたいが時期的に大丈夫か?
・「ちろ」
「夜桜」の引っ越しをした時に、水草だけを元の水槽に残していたのだが、おそらくその水草についていたたまごから孵った子たち。
孵ってしばらく経った状態で発見した。
今は「夜桜」と一緒の水槽で過ごしている。
・「ちろちろ」
「ちろ」から数週間遅れて、今度は採取したたまごから孵った子。
ある程度大きくはなったが、そこからなかなか大きくならないので、少し心配している。
大きめの2匹だけ夜桜水槽に引っ越している。
・「おちろ」
「ちろちろ」からさらに1週間くらい遅れて産まれてきた子たち。
大きい子と小さい子の大きさの差が激しい。
大きい子だけ、別の水槽に移したいが、水槽が小さいので狙って掬うのが難しい。
・「ちどり」
「おちろ」からさらに1週間くらい遅れて産まれてきた子たち。
この子は、グリーンウォーターの中で育てようと、水槽にも「ひかり」の水槽の水を入れた。
グリーンウォーターの中で育っていたが、水が澄んでくるにしたがって、だんだん様子が分かるようになってきた。
・「ちるる」
「おちろ」、「ちどり」の水槽がいっぱいになったので、水槽を増設。
孵った稚魚を都度入れていっていたが、何故か数が増えなかった。
水に問題があるかもしれないと改善をしたが、今度は稚魚がうまれなくなった…。
・「かりちろ」
「ひかり」の稚魚「かも」しれない。
「ちろ」と同じく、孵化した後に見つけた子たち。
4匹いたが1匹亡くなった。