今、うちには??匹のめだかがいる。
「夜桜」、「ひかり」、「ちろ」にたくさんの稚魚たちである。
時々、その様子を綴りたい。
(前回のおはなし)
現在、一時的にボウルへ退避中の「ひかり」。
新しい水への水合わせもほとんど終わり、そろそろ元の水槽へ戻そうと考えていた。
そして、何気なくその水槽を見ていると、ちらちらと動くものがいた。
ん?と目を凝らしてみると、稚魚だ!
たまごが水槽にある水草たちについていたのかもしれない。
それが、「ひかり」が産んだものなのか、外からきたホテイアオイの草に元からついていたものなのか分からない。
「ひかり」がたまごを抱いているところを見たことがない(水が緑だったので当然か)ので確信がもてない。
そのほかにも、なんだかへんてこな動きをしているのがいたので、調べてみるとボウフラのようであった。
ホテイアオイについてきたと思われるが、稚魚との相性はあまり良くないとのことだったので、スポイトで吸い出し、「夜桜」の水槽へ入れる。
いい生餌になったであろう。
さて、その稚魚だがどうしよう?
このまま大きな水槽の中で育てるか…とすると、「ひかり」はずっとボウルにいてもらわなければならない。
そうもいかないので、なんとかして稚魚用の水槽に移すことにした。
広い水槽から連れて出すのは難しいかもしれないと思っていたが、意外と簡単に移せた。
結局4匹おり、「かりちろ」と命名することにした。
「ひかり」も無事、元の水槽に戻った。
念入りに行った水合わせの甲斐もあってか、元気に泳いでいる。
その誰もいなかった「ひかり」の水槽にいたのが、石巻貝たちである。
苔も生えにくい環境の中、やはりお腹がすいたのだろうか?
ある日1匹、その後2匹が底に転がっていた。
これはいかんと、急遽、孵化用水槽を一つあけ、グリーンウォーターと苔を入れ、緊急入院させた。
無事、元気になり、今は「夜桜」水槽の中で苔を食べている。
「ちろⅢ」の水槽の密集度が上がってきたので、大きくなった子を「ちろⅡ」の水槽へ移動させた。
おかげで、「ちろⅢ」の水槽が少し空いた。
これで、またこれから生まれる稚魚を移すことができる。
【登場するめだかたち】
・「夜桜」
道の駅「きくがわ」からやってきた夜桜ゴールド。
とにかく大食漢。
どれだけごはんをあげても、底に沈んだのをいつまでも逆立ちしてつついている。
・「ひかり」
うきは市の「メダカ王国レインボー」からやってきた無名の子。
シルバーの背中と「ヒカリ体型」が特徴。
「夜桜」とは逆で、当初は何も口にせず、大変心配した。
ずっと緑色(グリーンウォーター)の水槽の中にいたが、綺麗にした水槽に戻ってきた。
・「ちろ」
「夜桜」の引っ越しをした時に、水草だけを元の水槽に残していたのだが、おそらくその水草についていたたまごから孵った子たち。
孵ってしばらく経った状態で発見したが、発見したそのままの3匹がそろって成長中。
・「ちろⅡ」
「ちろ」から数週間遅れて、今度は採取したたまごから孵った子。
今は、中程度の大きさの水槽に移しているが、元気に暮らしている。
・「ちろⅢ」
「ちろⅡ」からさらに1週間くらい遅れて産まれてきた子たち。
この子の水槽だけ何故か澄んでいる。
そのおかげなのかは分からないが、生存率は高そう。
・「ちろⅣ」
「ちろⅢ」からさらに1週間くらい遅れて産まれてきた子たち。
この子は、グリーンウォーターの中で育てようと、水槽にも「ひかり」の水槽の水を入れた。
緑の中にいるので、「ひかり」同様、何しているか分からない。
・「ちろⅤ」
「ちろⅢ」、「ちろⅣ」の水槽がいっぱいになったので、水槽を増設。
孵った稚魚を都度入れていっているが、何故か数が増えない。
水に原因があるのかも。
・「かりちろ」
「ひかり」の稚魚かもしれない。
「ちろ」と同じく、孵化した後に見つけた子たち。
現在、4匹いる。