お手軽な生麩糊の作り方と作品の裏打ち(2) | ある木版画家の気まぐれ日記

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木版画家・吉田秀司のブログです。
板目木版と木口木版の2つの技法で作品を制作しています。
作品の話以外にも、たまに好きな映画のことも書いています。
取り扱い画廊 養清堂画廊(銀座)

前回は生麩糊を電子レンジで加熱して冷ますところまででした。では続きです。

1)1時間程経つと冷まります。
写真の様にスプーンを乗せても凹まないくらいの固さになります。



2)これを2回裏漉しします。
この作業は必須です。張り込む際はこの糊を水で薄めるのですが、裏漉ししないと上手く溶けずダマになってしまいます。
ちなみに裏漉し器とヘラは100均で買いました。



3)裏漉しが完了するとこんな感じです。



4)蓋が出来る入れ物に入れて保存します。
冷蔵庫で一週間くらいは持ちます。真冬なら常温でも3〜4日は大丈夫だと思いますが、どちらにしても早めに使わなければなりません。

最近はアトリエうかいのプリンの容器に入れてます。デザインがお洒落なので気に入ってます。
ついでですが、うかいのプリンはかなり美味しいですよ。



さて、次回はいよいよ裏打ちです‼︎