たまーに真面目なブログも書いてみますw
『良い農産物とは』
これはさ、まぁ人それぞれ色々価値観あるので、絶対的でもないし、まぁ簡単に言えば俺が思うこと。そんなものですが、なんとなくすっごい誤解が溢れてるようなので、こんなブログを書いてみます。
現在の農産物のカテゴライズって・・・一応マニアックな話も少々入れたとして
●自然栽培、自然農法(←基準がいまいちわからんけど)
●JAS有機栽培
●他と一線を画す有機栽培(←知らんけどw)
●自称有機栽培(←一応言っちゃダメらしいけど、言ってる人はいるw)
●特別栽培
●慣行栽培 ←これが上記以外のその他軍団w
こんな感じですよね?まぁもう少し細かく情報を持っている人もいるかもしれませんが。あと、最近でいうと、GAPも何故か安全安心とか言われる始末wまぁ作業工程の管理に貢献する性質のものなので、間違いが減るっていう意味で言えば、まぁ100歩くらい譲って安全なのかもしれないけど・・・そんなの元々の農業者の性格によりますw
几帳面なやつはGAPなんてとらなくてもかなりキッチリやってるし、逆にいい加減な緩い人がGAPを取ったからと言って、ちゃんとその後キッチリ守っているかどうかは不明。
まぁGAPの話をしようと思ったわけではないので、この話はここまで。
で、なんとなく上記のカテゴリーが、それぞれ立場や価値観によってもランキングは変わるものの、差別化のキーポイントが
☆農薬を使っているかどうか
☆有機栽培で認められている資材かどうか
☆化成肥料を使っているかどうか
このあたりで差別化をしているようですw
まぁこのカテゴライズが間違っていて云々。ではなく、誰かが決めたのだから誰かが信じてていいんじゃん?wって思ってます。
が、とある有機栽培の農家も言っているように、別に有機栽培は安全や品質、栄養価の保証は一切しておりません。ほんとそうです。
実際、どんな栽培法をやったとしても、栽培管理・・・具体的には水やり一つでも栄養価や出来は全然変わります。
そして農薬に関してはかなり安全側に偏って管理されております。まぁ農薬が嫌いならそれはそれで無農薬がいいよね。嫌いか、どうでもいいか。そういう差はあると思う。
品質についても、要するに自然栽培や有機栽培なら鮮度がいい。こんなことはあるわけないw
じゃー、なんなんだよ!
って思いますよね?
そう、農産物の価値や美味しさって、どんな事象があるかというと
●鮮度 ← 当然w
●品種 ← とちおとめとか美味いよね。
●出来 ← まぁよく出来てる方が美味いし、日持ちもするし。
誰かこういうこと言ってる?w
昔も今も市場の仲卸とかは、大抵普通にこういう判断。目利きを仕事の武器にしている方々は当然そうなる。
もう少し栽培現場からの視点を加えると・・・
●鮮度が関わるもの
農産物の収獲のタイミングや収穫環境
収穫後の保存管理、適切な収穫技術
●品種
小松菜にも80種類くらい品種がありますが、季節に適した品種ってのもありますし、食味のいい品種ってのもある。自分の家の土壌や管理で、合うものを使用しているかどうか。
個人的には、イチゴなら『あまおう』より『とちおとめ』のが好き。とかそういうのね。さつまいもなら、ねっとり系とほっこり系。料理別なら男爵とメークインとかね。品種って大切。
●出来
え?出来?とか思うでしょ?出来ってすっごい大切。
いや、先日農家じゃない人と話していて驚いたことがあります。
『え?農家さんって失敗するの?』
って言われましたw
しますしますw余裕で廃棄しますよ。原因は
・病害虫による被害
・栽培管理ミスによる自爆
・台風、長雨、干ばつなどの自然災害
・適切な時期に収穫しきれなかったw
こーいうのがあるわけです。
なので、よく出来た農産物を収穫適期に収穫し、収穫後の保管管理や出荷の行程をキッチリ管理し、消費者の方々まで速やかに届く。
大抵は見た目も一定以上清潔感がある方が、早く購入してもらえたりするチャンスも増え、鮮度もいい状態で口に入ります。
こんな当たり前の価値観が農産物になくなってませんか?
作るのがうまい栽培者の農産物が良い農産物です。
下手な人の作った農産物は大抵不味い。
トマトなんて、かなり顕著にその差が出ますよね。
栽培技術=腕
それが高い人の農産物は美味しいぞ。
江戸川シェアスペース
『小松菜🌱キッチン』
produce by K&K Farm