2019年7月20日です。
蝶友からもらった北海道産ツマジロウラジャノメ蛹からは♀2頭(1頭目大型、2頭目小型)、♂1頭が羽化しました。
7月16日に大型の1♀と1♂が交尾成立しました。
一般に蝶の♂は3~4日休ませると再交尾可能となります。1頭しかいない♂は最初の交尾後から4日間休ませて十分にポカリスエット希釈液を与えていました。
7月20日小型の1♀と1♂を吹き流しに入れて交尾を試みました。
1頭目と同様にあっという間に交尾は成立しました。
♂は静かに♀を驚かさずに近寄りすっと尾端を伸ばし非常に巧みに交尾を成立させました。
ツマジロウラジャノメの北海道産の♂は、本州産に比べて生殖能力・意欲が優れていると書いてある本(蝶の飼育、宇野正紘著 グリーンブックス社)がありましたがまさにそんな感じです。
北海道の厳しい自然環境で限られた生息地内で子孫を残すための♂の本能的なものなのでしょうか?
2019年7月20日 北海道産ツマジロウラジャノメ 小型の♀(上)と♂(下)の交尾 吹き流し内
2019年7月20日 小型♀の採卵にはイワノガリヤスを使用 ヒメノガリヤスより葉が細い
2019年7月24日 イワノガリヤス葉裏に産まれた 北海道産ツマジロウラジャノメ卵
2019年7月24日 イワノガリヤス葉裏に産まれた 北海道産ツマジロウラジャノメ卵
2019年7月24日 北海道産 ツマジロウラジャノメ♂ 永眠されました。
2♀と極めて上手に交尾をしてくれて本当にありがとう。
感謝の気持ちを込めて今度綺麗に展翅します。