その後、私の愛読書の蝶の季刊誌「ゆずりは」の杠隆史氏に写真をメールでお送りしました。
杠氏の返信では、「浜祥明氏にも確認していただいたがタイワンビロウドセセリ♀で間違いない」
とのことでした。
予想外の迷蝶の羽化に驚きました。
これらの内容は、杠氏のおすすめもあり「ゆずりは」2017年 秋号 №75に発表させていただきました。
お世話になりました杠隆史氏、浜祥明氏には改めて御礼申し上げます。
以下に標本写真を示します。
タイワンビロウドの♀の前翅(先端が丸い)の白斑は小型で丸いですが、オキナワビロウドの前翅(先端は鋭角)の白斑は大型の三日月型という点も鑑別点です。
皆様も、今後の新たなタイワンビロウドセセリ幼虫発見の可能性を考えて、デリスの葉の少し高い位置にも是非注目していただきたいと思います。
2017年7月16日 羽化 西表島産 タイワンビロウドセセリ ♀ 展翅板上
実は針の止め方が甘くて右前翅がその後下がってしまった(汗)のでした・・・。
下の写真参照
2017年7月16日羽化 西表島産 タイワンビロウドセセリ ♀
前翅(先端が丸い)の白斑は小型で丸い
2016年11月22日 羽化 西表島産 オキナワビロウドセセリ♀
前翅(先端は鋭角)の白斑は大型の三日月型