石垣島産 カラスアゲハは平成28年9月に入り羽化し始めました。
通常最初に♂が羽化しますので羽化ネット内で管理し、ポカリスエットを薄めたエサを与えます。
♂は羽化直後はまだ十分に精巣が成熟していなので羽化後3~4日はエサを与え適度に運動させて交尾に備えさせます。
一方♀は羽化後すぐに交尾が可能です。
羽化ネット内で成虫を羽化させる。ネットの上にポカリスエットを薄めたティッシュを置いてエサを与える。
カラスアゲハ♂ 腹部
カラスアゲハ♂ 腹部 腹部を軽く押すと把握器(valva)が両側にパカッと開く、
開くとかぎ状の鉤器(uncus)、陰茎(aedigus)が現れる。
通常♂は♀に近づくと自発的に把握器を開いて鉤器、陰茎を♀の交尾器に挿入し交尾が成立する。