フタスジチョウは地味な蝶ですが、北海道産と本州産では成虫の翅の白い帯の広さが異なります。北海道のものは最も白い帯が広くなります。
新潟県の奥只見産のものは本州の中でも白い帯が細くなるか消失し「黒いフタスジチョウ」とも言われます。平成27年8月15日に奥只見の産地を訪れてみました。
この時期は成虫の発生は終わり幼虫のみが見られます。
発生ポイントに行くと、一面に食樹のイワシモツケが繁茂して見られます。
幼虫は巣を作ってその中に潜んでいます。この巣は特徴があるので幼虫の発見は容易です。
平成27年8月15日 新潟県奥只見 フタスジチョウ産地 繁茂するイワシモツケ
イワシモツケは山地や山地の岩場近くに多くみられる。通常は高さ1m~1.5前後で背の高い樹木ではない。フタスジチョウは産地によってはユキヤナギを食している場合もある。
平成27年8月15日 新潟県奥只見 フタスジチョウ産地 イワシモツケの葉 楕円形の葉
平成27年8月15日 新潟県奥只見 イワシモツケに作られたフタスジチョウ幼虫の巣
平成27年8月15日 新潟県奥只見 イワシモツケに作られたフタスジチョウ幼虫の巣
よく目立つ