平成26年10月11日~10月15日の4泊5日の日程で石垣島に蝶採集に行きました。
主な目的は、まだ未採集種のシロオビヒカゲを採るためです。平成26年の6月に西表島でシロオビヒカゲは、2ヶ所のポイントで、姿を複数回見たものの飛び方が早く、すぐに姿を見失う、ミスネットという失態続きで全く採る事ができませんでした(涙)。
はたして石垣島ではこの時期にシロオビヒカゲはいるのでしょうか・・・。
ちょうどこの採集日程は前半に大型の台風19号が沖縄本島を通過した影響で石垣は10月11、12日は悪天候で雨風が強く、13日からようやく天気が回復しました。
10月14日シロオビヒカゲポイントに午前10時頃に着きました。シロオビヒカゲは日中はほとんど飛ばず竹の葉等に静止しています。竹の木をネットではたくと飛び出しますが、敏速に飛んで見失いやすく、仮にどこかの葉に止まってもネットが振りにくいような木の枝の入り組んだような微妙な所に止まる採集者泣かせの蝶です。
夕方からテリ張りをするため盛んに飛び回るのでこの時が採りやすいという事も有名ですが、私は夕方採った事はありません・・・。
この日は午前中でポイントの竹林に踏み込むと早速驚いてかシロオビヒカゲが飛び出しました。
午前中のせいか飛び方はそう早くなく、めでたく2♂を採集でき満足しました(^-^)。
飼育のために♀も欲しかったので、翌日10月15日の朝9時に再び同ポイントを訪れ、運良く1♀を採りました。この時も飛び方は早くなく採りやすかったです。
♀を大切に新潟に持ち帰り産卵を試みる事に・・・。
平成26年10月14日 石垣島 シロオビヒカゲ ポイント こういった竹林内は日中はハブは姿をあまり見ませんが、夕方に日が陰ってくると活動が活発になるので夕方採集時は深追いしないほうが懸命。
平成26年10月18日 シロオビヒカゲ ♂ 前翅の白線が細い 新潟市の自宅にて
平成26年10月18日 シロオビヒカゲ ♀ ♂と比べて翅が全体的に大型で前翅の白線が太く、地色の褐色がやや淡い感じ 新潟市の自宅にて
平成26年10月16日より、自宅に以前からあった笹の鉢植えに♀を放つも全く産卵せず・・・・。
笹に産卵すると書いた報告も結構ありますが、この笹は好まないようです。