弟がいなくなるので手続きを早め早めにしてくださっていて助かります。
「署名捺印したら郵送でも良いです」と言われたのですが大切なものですし万が一不備があれば弟が不在になっちゃいます。
前回は弟と車で行きました。
今日は一人で電車。
ちょうど2年前の今頃、母と全ての手続きが終わり司法書士事務所へお支払いとお礼を届けに行ったのです。
「やっと終わったね。もうやる事ないね!」と近くのデパートでビール飲んでお好み焼きを食べたんだっけ。
あれから2年。
たった2年でまた同じ手続きをしている。
やるせない気持ちと、実家を今後どのように守っていこうかと責任を感じました。
命とは儚いものだと思います。
儚いけれどその一生は輝いているもので、生き抜いた強さを感じます。
母は怖がりで痛みや苦しみを極端に嫌がりました。
検査も嫌い。
嫌なものは嫌!を徹します。
だからこそ調子を崩すと早めに病院に行っていました。
「なんでもないんだって」の繰り返しでした。
「もっと早くに気づいていたら…」その後悔はあります。
でも治療ができる方が母には辛かったと思います。
治療をしたとしても再発などの恐れを抱きながら過ごす事は母には耐えられなかったと思います。
母はそういう人です。
やるならやる。
やらないならやらない。
これが母が決めた最期だったんだと思うしかありません。
闘病すらしなかった。
母らしいです。
「病気じゃないもん!」
そう言いそうです。
陽だまりのしっぽ 美香