こんばんは

消費生活アドバイザーの日比野です😊

 

行政書士試験まで、あと51日になりましたね

私が初めて過去問を3時間通しで解いたのが、ちょうど51日前でした

結局、3時間半かかって、結果は144点、うち記述式は10点(-_-;)

3時間以内で解いた部分だけ採点すると122点(-_-;)でした

 

これはあせりましたね

でも、そこであきらめの気持ちは全く起きなかったですね

 

逆に、あせりが良い方向に作用して、

「絶対、合格しよう!」という気持ちになり、

翌日から猛勉強するきっかけになりました

 

その結果、122点の私でも、本試験は210点でしたから、

あと50日で88点アップすることができました

 

 

だから、受験生の皆さんも、

過去問や模試の結果に一喜一憂せず、

己の信じる道をひたすら地道に、時々急ぎながら、本試験まで歩き抜いてください

 

 

 

さて、

先日のブログで消費生活アドバイザー試験の概要をお伝えしましたが、

 

 

 

今回は1次試験の学習方法等について、ご紹介したいと思います

今年の1次試験まで、もうあまり時間が無いですが、今年受験される方にも参考になることが書ければと思います

最初に言っておきますが、1次試験が終わるまでは2次試験のことは考えなくて良いと思います

そもそも1次試験と2次試験では勉強方法が全く違いますし、

2次試験対策は1カ月あれば十分できますので、1次試験の勉強に集中することが大切です

論文の書き方の練習や2次試験の問題集には1次試験が終わるまでは手を出さない方が良いと思います

 

 

【合格体験記】

 

1.1次試験の結果

CBT試験のため、問題が持ち帰れないので、正確な自己採点はできてませんが、正解率は90%前後だと思います

合格基準は65%ですから、勤務先に受験することがバレていたため、不合格になると恰好悪いので、無駄に勉強しすぎた(笑)気がします

(合格を確信していたので、1次試験の合否発表を待たずに、2次試験の問題集をネットで注文しました)

試験問題はひっかけ問題はほとんど無く、素直で易しい問題が多かった印象です

試験範囲が広い分、問題自体の難易度は低いように感じました

 

2.試験日の選択

1次試験は昨年だと、以下の4日程から選択することになっていました

①10月3日(日)13時~15時 ②10月9日(土)13時~15時 ③10月16日(土)10時~12時 ④10月16日(土)13時~15時

(2次試験は11月28日(日)でした)

 

1次試験まで少しでも学習時間が欲しかったため、

④の10月16日(土)13時~15時を選択しました

 

今年の1次試験は10月8・15・16日にあるようですが、

9月末日までは、1次試験の日程変更が可能だったと思います

10月8日に受験予定で、1次試験の勉強が想定以上にできていない人は、

10月15日か16日に試験日を変更して、学習時間を確保することをおすすめします

 

3.教材(実際に使用した教材には下線

テキスト

「消費生活アドバイザー資格試験公式テキスト」(以下「公式テキスト」)

日本産業協会が発行していて、5冊で約1100ページ、価格は確か1冊3300円でした

私は資格サイトのプレゼントで当選したので費用はかかりませんでした(↓ブログ参照)

 

 

2022年度は改訂があり、5冊→4冊、ページ数も約1100P→約960Pに減っています

1冊3300円ですが、4冊セットだと9900円で購入できるようでお得です

アマゾンや本屋では販売しておらず、日本産業協会のオンラインショップで購入します

 

②「消費生活アドアイザー受験合格対策」(丸善出版)

上記①の公式テキストが無料で手に入ったので、私は購入しませんでしたが、

このテキストも人気があるようです

ただし、理由は不明ですが、2022年版の刊行はないようです

 

⑵問題集

「徹底解説 消費生活アドバイザー試験過去問題集」(以下「過去問集」)

1冊3980円ですが、産業能率大学のオンラインショップ4年セット(平成29~令和2年)だと12000円とかなり割引になることもあり、私は4年セットを購入しましたが、合格するには直近2~3年分で十分だった気がします

ただ2次試験の論文対策では役に立ちましたので4冊揃えてもよいと思います

令和3年版は理由はわかりませんが、どうも発売されていないみたいです

アマゾンだと下記の2冊が購入できます

 

 

②日本産業協会のHPの過去問

消費生活アドバイザー試験の実施団体である日本産業協会のHPには直近3年分の過去問が無料で公開されています

私は全部印刷しましたが、1次試験の解答の解説はないし、2次試験(論文)も模範解答はないので、利用しませんでした

昨年までであれば。「過去問集」の利用だけで十分だと思います

ただし、今年は令和3年版の「過去問集」が発売されていないので、令和3年の過去問はこのHPから4回分を印刷して使用することになると思います

 

⑶副読本

「くらしの豆知識」(国民生活センター)

ネットで合格者体験談を読むと多くの方が利用していたので、私は2年分入手しました

近年の消費者問題を理解するうえでは直近2年分(受験前年と前々年発行分)を読むことをおすすめします

受験年発行分は掲載データが出題範囲外なので読む必要は無いと思います

アマゾンでも購入できますが、たぶんヤフオクやメルカリの方が安く入手できます

 

 

【概要】消費者白書

消費者庁のHPから無料でダウンロードできます

これは必須だと思います

 

③消費者教育ポータルサイト

「ハンドブック消費者2014」の一部を改訂した資料(我が国の消費者政策)等が掲載されています

一読することをおすすめします
 

「ニュース検定公式テキスト時事力発展編」

行政書士試験一般知識対策で購入したものですが、消費生活アドバイザー試験に関わる分野もあり、たま~に参照していました

消費生活アドバイザー試験用にわざわざ購入する必要はないと思います

 

⑷その他

消費者庁試験対策無料講座の利用

これはあまりよく知られていないことだと思いますが、

消費者庁は、全国各地の消費生活センター等で相談業務等を担う人材の育成・確保を目的とした「消費生活相談員担い手確保事業」で試験対策無料講座を実施しています

正式には「消費者安全法に基づく消費生活相談員資格試験の対策講座」と言います

具体的には、無料のeラーニング講座で、PC、スマホ、タブレットから受講できるオンデマンド講座です

講義時間は40時間程度、16冊のオリジナルテキストも無料送付でした

(今年は講義は30時間、テキストは自分でダウンロードするみたいです)

それと定期的にメルマガが配信されたので、私のような独学者には励みになりました

 

ただし、誰でも利用できるわけではなく、今年だと申込先着1600名の人しか利用できず、

6月27日(月)12:00申込開始だったようです

私のときは、たぶん1時間足らずで定員が埋まった人気の講座です

資格予備校だったら、数万円取られるものが無料ですからね

消費者庁の事業ということは、元は税金ですから利用しないと損です

 

来年受講希望の方は、6月上旬に消費者庁のHPを確認していただき、申込日12時になったら速攻で申し込まれることをおすすめします

メインの勉強は、公式テキストと過去問題集でしたが、本講座も通勤時のeラーニング、メルマガなどは役に立ちました

 

②社内教育の活用

勤務先が消費生活アドバイザー試験の受験を推奨している場合は、合格に向けた様々なサポートを行っているケースが多いと思いますので、それも最大限活用してください

 

4.学習方法

⑴テキスト学習

5冊の「公式テキスト」を読み始めたのは6月中旬で、読了したのは8月上旬です

その間に並行して、「暮らしの豆知識」を読んだり、「消費者庁無料講座」のeラーニングを利用したりしています

すべて含めて勉強日数は約30日でしたので、公式テキストを読破するだけであれば、20日程度で大丈夫でしょう

 

⑵過去問学習

8月中旬から、「過去問集」4冊を3周やることを目標に取り掛かりました

でも、諸事情で勉強時間がなかなか取れなくて、1周目を終えたのが9月下旬でしたので、

目標を3周から2周に切り替え、2周目を終えたのがギリギリ試験前日の10月15日でした

直前の2カ月間の過去問演習が高得点につながったと思います


 

【1次試験最短合格術】

 

私の実際の学習日数は約3カ月ですが、無駄な時間が多かった印象があります

合格だけ考えれば、テキスト勉強は不要だったような気がしますし、過去問集も4冊もやる必要はなかったと思います

教材を絞り込めば、1~2カ月の勉強で十分1次試験の合格ライン(65%)を狙えると思います

 

1.使用する厳選教材

用意する教材は以下の三種類です

①「公式テキスト」

②「過去問集」2冊(令和元年度版・2年度版)

③日本産業協会HPの令和3年度の過去問

 

「公式テキスト」は通読する必要はありません(たぶん眠くなるだけです)

問題がわからないときに調べるために用意しますが、テキストで調べずネットですべて調べるというのであれば、購入する必要もないかもしれません

 

過去問演習は令和3年版の「過去問集」があれば良いのですが、発売されていないようなので、令和3年度分は日本産業協会HPに掲載されている過去問を使用します

ただ、解説がありませんので、わからない問題は「公式テキスト」などで自分で調べる必要があります

また、「過去問集」の解説も発行時点のデータを使用していますので、自分で調べて「過去問集」に最新のデータを書き込む必要があります

面倒くさい作業ですが、これをすることにより、どういう問題がいつの時点のデータを使用するのか明確になり、記憶が確かになるというメリットもあります

 

2.得点戦略

何事も戦略は大事です

2021年度1次試験の分野別の出題数を調べてみましょう

※(  )内は出題数、下線部分は2次試験出題分野

1. 消費者問題(合計4問/30問)
2. 消費者のための行政・法律知識(合計6問/30問)
 ① 行政知識(2)
 ② 法律知識(4)
3. 消費者のための経済知識(合計12問/30問)
 ① 経済一般と経済統計の知識(3)
 ② 企業経営一般知識(4)
 ③ 金融の知識(1)
 ④ 生活経済(2)
 ⑤ 地球環境問題・エネルギー需給(2)
4. 生活基礎知識(合計8問/30問)
  ① 医療と健康(1)
 ② 社会保険と福祉(2)
 ③ 衣服と生活(1)
 ④ 食生活と健康(1)
 ⑤ 快適な住生活(1)
 ⑥ 商品・サービスの品質と安全性(1)
 ⑦ 広告と表示(1)

 

すべての分野から満遍なく出題されています

これだけ試験範囲が広いと、誰にでも、得意分野と苦手分野が出てきます

 

私のように前年に行政書士試験を受けた会社員であれば、

法律や経済は、ある程度知識がありますが、消費者問題や生活基礎知識は苦手分野になります

また、私とは逆に、法律や経済は苦手だけど、消費者問題や生活基礎知識は得意な方もいるかもしれません

 

でも無理して苦手分野を克服する必要はありません

特に消費生活アドバイザー試験の中でも、「3. 消費者のための経済知識① 経済一般と経済統計の知識」は難しい分野です

経済は2次試験で出題されないので、苦手な方は、あっさり捨ててしまっていいと思います

捨てたとしても、正誤問題なら適当に回答しても0点ということはないと思います

合格基準は正解率65%以上なので、全体で30問中20問正解できれば良いのです

 

ただし、「消費者問題」「法律知識」「企業経営一般知識」の三分野は1次試験での出題数も多いですし、2次試験の論文でも出題される分野なので、可能な限り、捨てない方が良いと思います

 

過去問を演習していく中で、得意分野と苦手分野がはっきりしてくると思います

どの分野で何割ぐらい得点できるのか、

全体で合格基準に達しているのか、

達していなければどの分野を伸ばすのか、

どの分野を捨てるのか、

自分なりの得点戦略を立てて、学習をすすめていただければと思います

 

.最短合格プラン

さて、私の合格体験を踏まえて、時間も費用もあまりかけずに、

合格基準である正解率65%をとにかくクリアする最短合格プランを考えてみました

 

⑴最短合格プラン(学習期間2カ月)

①「過去問集(令和元年・2年)」を2週間で1周

②「令和3年過去問」4回分を2週間で2周

③「過去問集(令和元年・2年)」を2週間で1周

④「令和3年過去問」4回分を2週間で2周

⑤間違った問題を中心に総復習

 

⑵超最短合格プラン(学習期間1カ月)

①「過去問集(令和元年・2年)」を2週間で1周

②「令和3年過去問」4回分を2週間で2周

⑤間違った問題を中心に総復習

 

得意分野については、わからない問題が出たときには「公式テキスト」等でしっかり調べておいて関連問題が出題されたときにも対応できるようにしておきます

捨てた分野については、過去問はあっさり流しても良いですが、同じ問題が出たときは解けるようにしておきます

 

上記のような学習方法が実行できれば(3カ月も勉強しておいて無責任な発言をしますが)、学習期間1~2カ月でも、65%正解率を十分狙えると思います
 

4.学ぶ姿勢

ただ合格だけが目標になってしまうと、勉強が味気ないものになってしまいます

消費生活アドバイザー試験は生活に直結している知識が多く、実用的で人生に役立つ試験です

私が過去に受けた試験の中でも、一番面白かったかもしれません

「自分のこれからの人生を豊かにする」

という姿勢で勉強することが、結果的に合格に結び着くのではないでしょうか

 

今年受験される方は、

合格を信じて、

試験日まで過去問学習を継続していただきたいと思います

 

 

 

ところで、

先日のブログでもご紹介した週刊ダイヤモンドの最新号ですが、

 

表紙を見ていただくと、

「40歳50歳60歳からの 儲かる資格 今から始める副業 役立つ学び直し」

と書いてあります

 

確かに宅建の受験者数では、

40代以上の中高年が4割近くを占めており、

50代と60歳以上の受験者が前年比2割増しになっているみたいです

中小企業診断士も中高年に人気があり、申込者の54%超を40代以上が占めています

そして、2021年の主要資格の受験申込者数は、

前年度と比べ1.43倍、過去10年で最多の253万人となっているようです

 

2020年はコロナ禍で中止となった試験があったり、受験を敬遠した方もいたでしょうから、

その反動もあるでしょうし、

テレワークの普及により在宅時間が増えて、自己啓発に力を入れる個人・企業が増えたことも一因だと思いますが、

きっと将来の生活に不安を抱き、資格取得を考えている人が増えているのでしょうね

 

一昔前だったら、

60歳から、儲かる資格、副業、役立つ学び直しなんて、考えなかったですよね

本格的な「生涯学習、生涯現役」の時代になってきましたね

ある意味、その対極が「FIRE」なのでしょうけど・・・

 

何のために学ぶのか

何のために資格を取るのか

何のために働くのか

何のために稼ぐのか

何のために生きるのか

生きるために稼ぐのか・・・

 

やれやれ

 

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