「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」 | 小さな宝物を探して。

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2022年に夫と死別。
ドラマ、映画、B級グルメ、犬・猫・息子との暮しを綴ってます。

 
このドラマ、思った以上に本当に良いですね。
 

 

「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」

 

おっさん沖田誠(原田泰造)の息子・翔は、

メイクの好きな不登校の男子高校生。

でも、それだけでもないお話。

 

lgbtqだけではなく様々な多様性があって、それは必ずしも、

「違和感を感じさせる新しいもの」と言う意味ではなく、

実は今までにも存在し、ないがしろにされていた、

個々の思いに気付き寄り添っていく、

とっても優しいドラマです。

 

やっと「友達」が出来た翔に、おっさん、

「 メイク女子と野球部の男子、どっちが好きなの?」

と言わんばかりに、焦って問い詰めてしまいます。

今、人間関係が出来始めたばかりだよ!

 

待てないのは、解決して安心したいからなんでしょうけど、

そうやって他の人から考える時間を奪って、「お前はこんな人間」

って決めつけることも、ハラスメントです!


そういうのって、私も窮屈で大嫌い!

誰かに優しくしたら「 へぇ~アイツのこと好きなの?」

って冷やかされる居心地の悪さ、小中学生みたいで未熟な考えです。


人に優しくしたい、人の為に何かしたい、そんな気持ちをへし折る、

そんな冷やかしも、ハラスメントです。 


そして、昭和の大先輩を演じた渡辺哲さん。 

「 粘りと根性を台無しにしないためにも、変わりましょう!」

良い言葉でした。


私は粘りと根性を否定はしないけど、あくまでも自主性が大切で、

他人が強要したら「虐待」です。

選ぶ権利は、本人のものですからね。


アウティングだって、まともなビジネスマンなら、

ニュースになったこと知ってないとね。


このドラマは、私が書くほど説教臭くないので、ぜひ見て欲しいです。

コメディタッチで温かく教えてくれますので。ニコニコ