引き続きダンタイソンのマスタークラス、後半です。

こちらも走り書きのメモを置いておきますねウインク
このページは落書きは無しニヤリ


ピンク音符ピンク音符ピンク音符マスタークラス 進藤美優さんピンク音符ピンク音符ピンク音符

『ベートーヴェン ピアノソナタ第24番 Op.78 <テレーゼ>』
進藤さん、ショパンコンクールでの演奏(配信)がとても印象的キラキラ
ご自身の考えをしっかり持っていて、それを響きに反映させようとする気迫を感じます
芸術家なのだな、と感じるのです。
ショパンコンクールが印象的だっただけに、そしてロシアで学んだ彼女が、ベートーヴェンをどう弾くのか?とても楽しみにしていましたニコニコ

ダンタイソン先生のご感想は、「あなたの演奏はとても芸術的です。自分と音楽との距離が感じられない。それはコンサートピアニストとして大切な要素です。」と。

ただ、ここで全く違う音楽作りを提案したい上差し
あなたは出だし、弾き始める前にとても集中してウ〜ッと弾き始めましたね?
例えばオペラをイメージしてください。
出だしは、まだ真っ暗。
暗闇の中でオケだけが聴こえてくる。
目覚める音楽ではない、何か聴こえてくる。
陽ではなく深い夜の時間。
準備して弾き始めるのではなく、自分が歌うのではなく、客観的にオケが始まる。
シンガーはまだ出てこない。
主観的に入り込み過ぎない方が良いこともあるのです。

客観的と主観的の対比。
タッチもペダルも変える。
タッチとペダルの比率が音を作るのです。
全ての音が、言葉のようでなければならない。

第2楽章。
上に向かって弾かない。
ロシアは全ての音楽を美しくしすぎる。
古典派、ベートーヴェンは、ショパンのような美化された音を求めているわけではない。
貴女はロシアで学んだのですよね。
今はドイツで勉強されている。スゴイ!
私もロシアで学んだのですが。
ロシアで何を学び、何を避けるか、考えなくてはいけません。

その他、レガートのグルーピング、ヴァイオリンのボーイングのような考え方、軽やかに弾くための指遣い、シュナーベル版について、ソナタの構成と各部の機能など、これまた短い時間に盛り沢山の内容でした。

いやぁ、最初の音楽の作り方、準備して主観的に弾き始めるのではなく、客観的にオケが聴こえてくる感じ…なるほど〜と思いました
ダンタイソン先生が弾くと本当にそういう感じ照れ

そして「ロシアで何を学び、何を避けるか」。
そういうスタンスでいらっしゃるのか…キョロキョロと、ちょっと驚きでした。
ロシアで学んだ事を、手放しで全て良かれと思っているわけではないのだと。
ロシアと言っても色んな方向性のピアニストがいて、如何に音を遠くへ飛ばし音楽を立体的に大きく描くか、という人もいれば、会場の隅まで染み渡るppを大切に音楽作りをされる方もいる。
そういう意味でも、ご発言の意味はよくわかるひらめき電球

ショパンコンクールの審査員をされているような方がどのような考えを持っているのか、どういう音楽作りをされるのか。
マスタークラスを聴講するにあたり知りたかった事が垣間見れて、満足&納得の時間でしたキラキラ

あれ、またまた長くなりそうアセアセ
というわけで、山縣美季さんのマスタークラスは更に次の記事でウインク



Hibikism vol.Ⅱ 発売中!
CDには「ひばり」「献呈」を収録。
色鉛筆画「ミルテの花」も同時発売。

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