女性 39歳:1年位前から胃が重く、吐き気、食欲不振などがあり、胃の検査をしたが異常は無く、診療内科に廻され、投薬治療を受けているが改善しないと来院されました。

その他に、口の中がまずい、喉がつまる、めまいがある、眠りが浅い、夜中の中途覚醒、冷え、のぼせ、下痢、気持ちの落ち込みなどの症状も訴えられています。

首の凝りもあり、視力は、0.01以下とのことです。

仕事はしておられないとのことですが、眼も疲れておられるようで、おそらくスマホの使い過ぎによる首の凝りと眼の疲れが原因で、首の奥を通る自律神経が刺激され緊張している症状とご説明しました。

初回の鍼治療で、帰りは体が暖かくなり、翌朝少しだるかったが、めまいや胃痛は無く、食欲が少し出てきたと言われました。

その後も鍼治療のたびに少しずつ改善し、14回の治療でほとんどの症状が改善したため終了となりました。

 鍼灸マッサージ 響 山本

男性 41歳: ここ1ケ月位、夜中の就寝中に眼が覚めるようになり、奥様の勧めで来院されました。

IT関係のお仕事で一日中パソコンを見ておられ、後頭部や首が痛いとのことです。

眼も充血しておられ、首の凝りと眼の疲れで、首の奥を通る自律神経が緊張しているため、眠りが浅くなり、夜中に目が覚めるようになったものとご説明しました。又、後頭部の痛みの箇所は、眼のツボにあたるところで、眼の疲れのため痛くなっているものとご説明しました。

初回の経絡鍼治療で、4日位夜中の目覚めは無くなったが、また後頭部と首の凝りが戻ってきたと2回目の治療の際に言われましたので、鍼治療を継続することで、症状の出ない日がだんだん長くなり、1週間以上出なくなれば、ほぼ完治とご説明しました。

2回目の鍼治療時に、首のストレッチのやり方をアドバイスし、今後毎日続けられる様お勧めしました。

10回の治療でほぼ完治となりました。

 鍼灸マッサージ 響 山本

男性 58歳: 56歳の時、時々ゲップがとまらなくなる時があり、1時間続くことがあった。

又、朝方就寝中に喉がつまって飛び起きた。喉が詰まって締め付けられる感覚から呼吸困難になり、病院でレントゲンや採血検査をしても異常なし。それ以降、鍼、整体による治療を続けているが当初のきつい症状は緩和されたが、喉の詰まりの症状が続いていると来院されました。56歳より前も時々ゲップが出たり喉のつまりを感じることがあったとのことで、より頸の凝りと眼の疲れが強くなったということです。

頸、肩がかなり凝っており、眼の疲れは感じないが年に1,2回目の奥の痛みにより涙が出るとのことです。(眼もかなり疲れているということです。)

ゲップが止まらなくなるのは、自律神経が緊張して胃の動きが悪くなるためで、喉の詰まりは、特に頸が凝ることにより自律神経が緊張するために起きます。就寝中に喉が詰まったのは、就寝中に枕の不具合などで頸の凝りが強くなったためです。(それ以前にかなり頸がこっておられたはずです。)

頸の凝りと眼の疲れをとる鍼経絡治療を行い初回から少し軽くなったと言われましたので、5回前後の治療で大幅に改善しますが、日常の仕事と生活で頸の凝りと眼の疲れが強くならないようにされることが重要です。

鍼灸マッサージ 響 山本

女性 23歳: デザイナーの仕事で一日中パソコンで仕事をしていて、今月初めに不眠やほてりの症状が出て、半ばには、心療内科でうつの診断を受けて休職していると知り合いの紹介で来院されました。

診察させて頂くと首や肩こりがひどく、目も充血し赤くなっています。休職してからは、一日中スマホをみているとのことです。

すぐに目の酷い疲れと頸の強い凝りによる自律神経失調と診断し、快癒するまでは、スマホは見ないことと伝え、鍼経絡治療を行いました。頸と肩の凝りもスマホを使う前かがみの姿勢によるためです。

ほとんどの心療内科医は、このような明らかにスマホが原因の患者に対してもスマホの使用禁止を指示せず、精神薬を処方するだけですから、症状は悪くなるばかりです。

眼の疲れと頸の凝りが原因の自律神経失調症には精神薬は効果がありません。(精神薬は脳神経に作用する薬です。)

政府も通信会社もスマホメーカーもこのようなスマホ病の警告を出しておらず、これから急激にスマホ病の患者は増え、亡国の病となることを危惧しています。

鍼灸マッサージ 響 山本

女性 57歳: ホットフラッシュで14年目で婦人科の更年期障害の治療を受けているが一向に改善しないと来院されました。

その他、不眠、不安感、首・肩こり、冷えなどの症状を訴えられました。

色々お聞きして、眼の疲れと頸の凝りが原因の自律神経失調症と判断し、鍼経絡治療を始めました。

5回位の治療でホットフラッシュ以外の症状は改善しましたが、ホットフラッシュの症状が全く改善しませんでした。

頸の非常に強い凝りが原因と判断し、6回目からは、頸の強い凝りを軽減する鍼治療を行いました。

その結果、8回目から改善がみられ始め、11回目で大幅な改善がみられ、患者さんは感激され、私も感激しホットしました。

快癒まではあと少しとなりました。

鍼灸マッサージ 響 山本

女性 75歳: 10年前から唇の裏側に違和感が出始め、5年前にはピリピリと痛み始めたがこの1週間非常に痛くなり夜も眠れないと弟さん(以前から通院されている)と来院されました。

色々な病院で診てもらっているが改善せず、最近は脳での障害が原因かもしれないとMRI検査を薦められ迷っていると言われました。

通常の顔面神経痛では、顔の表面がピリピリすると言われますので、少し違う感じがしましたが、顔面神経痛或いは自律神経性の痛みかもしれないとして、鍼治療を行いました。

顔面神経痛としても10年来のものであれば、1回の治療では改善はみられないのではと思いましたが、3日後に来院された時に、「痛みが半減した」と言われ、こちらもびっくりしました。脳の障害ではなさそうですので、おそらく5回前後の鍼治療で快癒と思われます。

その日は、これも10年前からだが、粘っこい唾液しか出なく、いつも口が渇いた感じで、これもなんとかして欲しいと言われました。唾液の出の改善は、それほど難しくはなく、鍼治療をしましたが、その次に来られた時に、「大量に出ている」言われましたので、こちらも快癒すると思われます。

鍼灸マッサージ 響 山本 

女性 42歳: 2週間前から夜中に目が覚めその後眠れなくなったと来院されました。他に不安感や口喝を訴えておられました。

この方は、3ケ月前にも眠りが浅い、眼がかすむ、喉が渇くと言われて来院され3回の治療で治癒されています。

お話を聞いていると、眼の疲れを言われ、最近も一日中スマホを見ているとのことでした。

スマホの過使用により目が疲れ、頸も凝ることによる典型的な自律神経失調の症状ですので、経絡治療により目の疲れと頸の凝りを軽減する施術を行いました、それと共に、スマホの使用を極力止めるように指導しました。

スマホの使用は極力控えられたようで、今回は4回の治療で全ての症状は無くなり治癒としました。

この方の視力は、両目とも0.01程度で、このように視力の弱い方はがスマホを多用すると、眼が疲れ自律神経失調の症状に悩まされることになります。

現在、デジタル教育として小学校からタブレットを使う授業が始まっていますが、視力の弱い生徒にとっては目に過度の負担がかかり、自律神経失調の症状に悩まされることになり、社会問題化しそうです。

 鍼灸マッサージ 響 山本英治

男性 75歳: 半年位前から寝ている時に鼻水が喉に降りてくるのを感じるようになり、一月前はかなりひどく、現在は少なくなったが日中は喉に痰がからむので不愉快と来院されました。耳鼻科の診断は、「後鼻漏」というもので現時点では治療法は無いと言われたとのこと。

この症状名は初耳でしたが、鼻水の出も自律神経が調整しているなら、鍼の経絡治療で改善するのではと思い施術したところ、直後から鼻水が減り喉に痰がからむ症状は消えたとのことでした。

唾液、鼻水、胃液などの分泌は、全て自律神経が調整しているため、それらの異常はほとんで自律神経の緊張により起きるもので、自律神経の緊張を緩める鍼灸経絡治療の出番となります。

 鍼灸マッサージ 響 山本

女性 52歳: 帯状疱疹にかかりそのための胸の痛みを訴えて来院されました。又、体全体にアトピー性皮膚炎がみられました。

胸の痛みは、肋間神経痛と診断し、体全体の凝りを訴えられましたので、経絡治療を行いました。

その次に来られた時に、治療翌日から体全体のアトピー症状の皮膚が落ち始めて皮膚が少しずつ綺麗になってきたと驚いておられました。

経絡治療は、体全体の気と血液の流れを良くしますので、そのために皮膚の新陳代謝が良くなり(正常に近くなり)、そのため古い皮膚がどんどん落ちてきたものです。

同じことは免疫不全症候群の皮膚炎でも起こり、経絡治療により体の血流が良くなり、又、自己免疫機能が回復することにより皮膚炎が収まって肌が綺麗になってゆきます。

 鍼灸マッサージ 響 山本

女性 83歳: 吐き気、むかつきが強いが胃カメラで検査をしても異常が無いと来院されました。

その他に唾液が出ず、眠れず、不安感が強く、体がだるく寒気もすると言われています。 頸を触れてみますと凝りが強く、頸の凝りにより自律神経が緊張しているためと診断しました。

経絡治療を行い1週間後に来院された時は、吐き気やむかつきは少なくなり、腰痛が気になるとのことでした。患者さんは、来院された時のその方が一番気になる症状を訴えられますので、訴える症状が変わるということは治療の効果により症状が変化しているわけです。

年配の方は、たいがい高血圧、不眠、食欲不振、喘息などを訴えられますが、その原因は、多くの場合、加齢により、又、姿勢が悪くなるため頸の凝りが強くなり、自律神経が緊張しているためです。

残念ながら、西洋医学は、その症状を抑える薬を処方するだけで、症状の根本原因を正そうとはしませんので、いつまでも薬を飲み続けることになります。

 鍼灸マッサージ 響