お墓参りに行って、お墓の前で義両親がニコニコしながら言った。
あなたもこのお墓に入るのよ~
この墓石に刻まれるのよ~~
これがおばあちゃんで…うんたらかんたら
衝撃だった。
それ、なんか、すごく嬉しいことのように言われても!
すごくおめでたいことのように言われても!
義実家では反応に困ることが多々あるが、これはランキング上位に入る。
絶対的な安心感。すべてが決められている。生きる方法から、お付き合いから、そして死んだ後まで。
今まで連綿と受け継がれてきた盤石の、心配することのない、絶対的なルール。
田舎ってすごいな!と思う。
なんで私、こんな所に嫁にいったんだろうって話。
そこから逃れたいと、全力であがく、ことがしたかったのかな?
ハードルがあって、がんばる主人公になりたかったのかな?
悲劇のヒロインにわざわざなって、けなげに懸命に生きる自分を演出するためだったのかな?
それとも、この、先行き不安、社会の枠組みが大きく変わろうとしている中で、絶対的な安心感が欲しかったのかな。
嫌なのに強く惹かれる。
小さい頃から親に言われてきたことに従うように。
正社員という枠組みにしがみついているように。
ふむ。
自由になりたい、と思うのは、自分が自由でないと思うからだ。
でもって、私は、自分をわざわざ自由でない場所におく癖があるみたい。
もし、私が主人公になりたくて、
もし、母親から、あなたはすごいね、がんばってるね、と言われてたくて
自分からわざわざハードルを置くという行為を繰り返しているのなら
もう大丈夫。お疲れ様。楽しかったね。
誰かに褒められることを目的に自分から設定したハードルや問題はもういらないんだよなあ。
自分が心底楽しいものに、時間とパワーをかける。
ぞくぞくするくらい、面白そうで、やっぱり怖い。
でもやってみたい。
で、何がしたいのか不明(笑)
ずいぶん遠くまで来た気がするのに
まだなーーーんにもしてないな。
そんな年度始め。