休みたいなら会社を辞めろ! | MCFマネジメントコンサルティングファーム代表のつぶやき

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『休みたいなら会社を辞めろ!』

昨年話題になった日本電産永守重信社長の発言です。


ちなみに、中小企業で汗だくになって頑張っている社長や従業員
取引先の方々を四六時中見ている私は永守重信社長の擁護派です。


報道は一部しかピックアップしません。
日本電産という会社がどんなに優秀な企業であるかを知れば
その社長の経営能力や従業員を思う気持ちが伝わって来る筈です。


確かに永守重信社長の言葉には過激な部分がありました。
「休みたいならやめればいい。」
「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。
 たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない

10年間で売上高が6倍超という成長の原動力が社員の「ハードワーク」にあることを強調した。


また、08年3月期連結決算は、売上高が前年同期17.9%増の7421億円で、
5期連続の2けた成長。営業利益も768億円で過去最高でした。
「成長しているからこそ休みが無くても優秀な技術者がどんどん転職してきてくれている」
などという発言も飛び出しています。


何年か前に倒産した企業の課長さんが
一週間も解雇通知を自宅へ持ち帰らなかったとき
後輩が「なぜ、解雇通知を持ち帰らないんですか?」と聞いたところ
「なぁ、○○君、俺には学校へ行っている女の子が3人もいるんだよ。
どうやってこれを持ち帰ることができる?
これからお金がいる時期に母ちゃん(奥さん)にこの紙を見せられるか?」
そのように返答されたという事を思い出します。


決して経営者は従業員を過労死させようなんて考えません。
頑張ってくれている従業員の身体を心配しながらも
叱咤激励しながらさらに上の環境に引き上げてあげたいと思っているものです。


言葉の端々
大きな流れの中の一部分を論(あげつら)って
非難だけを続けるのはあまりにも無責任なのかもしれません。