死に水を取る | MCFマネジメントコンサルティングファーム代表のつぶやき

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企業支援に強いコンサルティングファーム代表のつぶやきです。経営のノウハウ、ハウツー、ウラ話、雑感など呟きます。得意は企業の資金繰り改善と企業再生です。

年に何度かダイワロイヤルホテルズに宿泊します。
部屋の広さと露天風呂を含むお風呂には満足させられます。


昨年の今頃、研修会で異なるダイワロイヤルホテルズに連泊することがありました。

その宿泊は研修会に受ける側と講義する側で参加した流れです。


その研修会の中で発見させられた事があります。
「そうだ!税理士という仕事は、社長の死に水を取れる唯一の職業なのだ!」と・・・


私は25年以上の税理士業界での仕事の中で
何人もの経営者や経営者のご家族をお見送りさせていただきました。
その中には、不幸にも自らの命を絶たれた方もいらっしゃいます。
その方の死を含め社長の死後は
私(の事務所)が色々な形でその後の事業のお手伝いをさせていただいています。


たくさんの社長たちの死を経験した中で実感しているもの、それは
①後継者を作れ(息子である必要はありません)
②借金は残すな(自分の命の価値分の保険に加入すべき)
③公私の区分は明確に(社長と会社間での貸借が多すぎます)
④自分(社長)は突然死ぬものだと覚悟せよ
ということです。


過去に何度も社長の死を「後悔の源」と感じてきましたが
実際には、突然死した社長の経営する会社のランディングを
何度もお手伝いさせていただき遺族から感謝されたのも事実です。


硝子屋さんが亡くなった時
鉄筋屋さんが亡くなった時
電気屋さんが亡くなった時
運送屋さんが亡くなった時
眼鏡屋さんが亡くなった時
仮設屋さんが亡くなった時
社長の死を悼んでいた遺族が直面するのは日々動いている会社の運営です。
しかも支払手形を切っている会社だとその決済日での資金繰りは待ったなしです。


ご安心ください
私が社長の死に水を取ります。
絶対に愛するご家族を社長亡き後の経営で苦しませはしません。
こんな気持ちを強くさせていただいた研修会でした。