先月末に友人と訪れた白布温泉日帰りの楽しい時間をブログに記しておきます。

この続きです。

山形市内で待ち合わせをし下道を利用して車で1時間半余り。お天気にも恵まれて最初の目的地に到着〜。






湯滝の宿西屋


こちらは貴重な茅葺き屋根の母屋で歴史ある宿。米沢市景観重要建造物第1号に指定されています。

西屋さんのお風呂、いつぶりだろう!!

中に入り声をかけますと、館主の遠藤さんが顔を出してくれました。昔ラジオ番組の取材でお世話になり、時々お湯をいただきに伺います。

山形のタウン誌月刊山形zero23で連載していた(現在は休載)温泉コラムの取材でも貴重な場にご一緒させていただきました。


どうやら、お風呂の掃除を終えたばかりの一番風呂に私達が最初に入れるようです!!ありがたや飛び出すハート

お風呂入ってあれこれ崩れる前に一枚パシャリ!



ありゃ、遠藤さんとも久しぶりだったから写真撮れば良かったなあ。


お久しぶりの歴史を感じさせる廊下も、

変わらず床がぴかぴか。





こちらには朝だけお家からやってくる看板猫がいるので、にゃんこグッズが販売されてたり、絵本もにゃんこのお話ですね!


こういう灯りも素敵。




ぴかぴかの趣ある廊下を案内通り進むとある

洗面所が!また!温泉好きには萌える光景でした。




温泉がケロリン桶にふだふだと。。

白布温泉の特徴でもあるカルシウム成分を含む白い析出物がたっぷり付着している蛇口がたまりません!!チュー





この廊下の青暖簾を潜ると男湯。
女湯は更に奥へ。

でね、途中からすのこになってるの分かる?
このすのこの下を、男女それぞれの浴室からの溢れ出るお湯がざあーざあと流れてるのだよー!

その勢いある音がまた良くて。
ああ〜!西屋のお湯キタ!!
って感じ。



江戸時代建立の浴槽


脱衣所には湯滝風呂の説明書があります。
そうそう、記載されているようにカランがなく洗い場は少し狭いので髪や体を洗う際には少し注意が必要です。



けれども、

けれどもね。




じゃじゃーーーんッ!!


正解な上の案内板と同様の浴室であるとはいえ、目の当たりにすると毎回この浴室、湯量に感動します。





自然光もたっぷり入って、
浴槽からだばだばと溢れ出る湯。




そして源泉から浴槽へと
勢いよく流れ落ちる三本の湯滝。



流れ落ちる湯滝の轟轟という音。



上がり湯(かけ湯)用の曹も、
日差しを浴びて蒼く光り、なんて美しい!






3本湯滝の打たせ湯で
祓われた〜!


温泉施設で、浴槽に浸かった状態で体の気になるところにジェット流水(湯)で刺激を加えマッサージ代わりにするような機能ありますよね。あれだって気持ちいいんだけど、やーーもう、威力が違うわ〜〜。この場合の威力って「勢い」や「刺激」だけの話じゃないの。

今ってなかなか「打たせ湯」自体お目にかからないし本当に貴重だし最高!

この落差と心地よい泉温、
天然の温泉がとめどなく落ちてきて。

その流れを
両肩、胃の裏側、両腎臓周り、
腰周り、加減見ながら仙骨や
ふくらはぎにも当てて。。


轟轟という音がまたすごいの、ここは。

人は自然音でストレスが減り癒されることは科学的にも証明されているけど、私は特に水の流れる流水音があると、呼吸が深くなっているのを感じます。まあこの湯滝の音は小川のせせらぎレベルではないけど笑




余談ですが数年前にご縁があり2度ほど湯殿山で滝行に参加したことがあります。なかなか大変だったけど、終わった後の周りの人や自分も瞳の輝きがまるで違った事は、今でも印象深い経験です。


「憑物が取れたような」

という表現があるけど、
まさに祓われた実感。


西屋さんの湯滝見てたらふと、
滝行を思い出した。

今の自分は湯殿山の御澤がけするのはちと難しいだろうけど、お湯の神様に感謝しつつ、打たせ湯を浴びることで心身の滞りが祓われていく事をイメージして浴びてみたからか予想以上のスッキリほぐれ感!!

あ、ちなみにこういう打たせ湯や、本物の滝に打たれる際は足腰から入って徐々に体の上部を打たれるようにしてくださいね。いきなり首とか絶対NGです!


浴槽の湯も、
入る瞬間こそ少しだけ熱いけど
入ってしまえばただひたすら気持ちいい。

湯に浸かると、
底に沈んでいた細かい湯花が
チラチラと
舞い始める。

白布の湯の大好きな光景だ。



こんな造りの浴室初めて!
と友人も大興奮!!

そして
温かくもさっぱり軽い浴感の湯に

「最高!!」

と喜んでいました。

私自身も久しぶりの西屋さんの湯に
めっちゃ癒されました。


ざっくり白布温泉①
こんなお湯♨︎


白布温泉は、開湯から700年以上の歴史がある温泉地で福島県の高湯温泉、同じ山形県の最上高湯と呼ばれた蔵王温泉と共に奥州三高湯の一つ。


掲示されている温泉分析書では
源泉温度は57℃となかなかの高温で、
泉質はカルシウム- 硫酸塩泉。pH7.3


硫酸塩泉は肌の蘇生を促す効果もあり「傷の湯」とも言われ、きりきずにも良い。また、カルシウムイオンは鎮静作用もあり、高血圧や動脈硬化症などにも良いとされています。

個人的には、

柔らかい湯でしっかり温めてくれるがさらりと軽めの浴感かなと感じている。だから、温泉は好きだけど〝汗が止まらずどうにかしてほしい〟という「夏の湯上がりストレス」度は低め。(あくまでも個人的には)



日帰りだけど、白布の湯を1箇所で済ますつもりはなかったのでニヤリ飛び出すハート深追いせずに上がります。

湯巡りするなら、
名残惜しいでお暇するくらいがちょうどいい。





玄関先のお花もかわいかったなあ。













西屋さん、ありがとうございましたおねがい飛び出すハート


白布温泉日帰り記、続きまーす!




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