休憩してる時に、お姉ちゃんが煙草を吸おうとしたんだけどオイルが切れてたらしい。
この島コンビニないの~?と。調べてみるとコンビニはなかった・・・・w
唯一この島にあるのは「○田屋」というお店だけらしい。
こっから富田屋探してライターを買うというおつかいクエが始まる。
だがしかし…
地図も何もない中、歩けど歩けど商店らしきものは全くみつからない。
小学校の敷地に迷い込んだりしながら、必死の捜索活動…でもやっぱりないw
そのうちお姉ちゃんが喉が渇いたからお茶をくれと言いだした。
だから港の自販機見つけた時に一応買っとけって言ったのにw計画性のない奴め。
しばらく歩いて諦めかけた時、なんかお店か民家かわからん建物の横を通り過ぎた。
「ちょっと待って!もしかしてここ???」と私が言うと、お姉ちゃんが一瞥した後「うそやw看板もないしやってないでしょ」と。
うーん…と思いながらも通り過ぎようとした時、新聞受けにセロテープでちいさく紙が貼ってあるのを発見。
そこに小さく「○田屋」って書いてあった。
わかりにくっ!!@@;
ちなみにこんな道の途中にあった…わかんねーよ;
あわててお姉ちゃんを呼びとめる。
そして店内を窓越しに見てみると、誰もいない…がポテチとチャッカマンが見えた。
ライターがもし置いてなくても最悪チャッカマンはあると、意を決して店内に侵入。
するとお店の奥からヨボヨボのおじいちゃんが出て来た。
これ…今目の前で万引きしても逃げ切れる自信あるわ(オイ
店内はすっごーくレトロな感じで、ほんと大正時代。柱時計とかあったし。
そしてレジ…らしきものの横にバカでかいそろばんがw
品数はめちゃくちゃ少なくて、採算合ってるのかすら謎。
で、見渡した感じライターらしきものはなかった。
お姉ちゃんがじーちゃんに「あの~、ライターって置いてませんか?」と尋ねると、じーちゃんは「ライターはないんやぁ。マッチならあるんやけどなぁ…」と言った。
お姉ちゃんはマッチと、あとマッチだけじゃ心許無いと思ったらしくポカリを一緒に買った。
なんとか火を買う事ができて、お店を出てから数秒後、お姉ちゃんがいきなりブーッと吹きだした。
な、なにごと(; ・`д・´)
お姉ちゃんは半泣きになりながら爆笑してて、マッチを私に見せながら「こ、これwwwwいつのだよwwwww」と。
渡されたマッチを見てみると…
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
かまどジャーとかいつのだよwwwwwwwwwwwww
しばらく二人でお腹抱えて笑いましたw
で、笑いすぎて喉が渇いたお姉ちゃんがポカリのボトル型の缶の蓋を開けようとしたら…開かないwwww
「固いw開かないwwwww」と更にツボにヒットして笑い転げる姉に缶を渡された。
力結構ある私がひねっても開かないwwwww
なんとか開けようと頑張るんだけど、笑いすぎて手に力入んなくてなかなか開かないw
あまりにも開かないから、お姉ちゃんが「これも賞味期限すぎてんじゃないのw」と確認。
・・・・・ちょwwww3カ月くらい過ぎてるwwwwwwwwwwwww
このあと一応なんとか開いたんだけど、お姉ちゃんは飲まなかったw
○田屋の商品全部ヤバいんじゃないのwwwwポテチとか開けた瞬間風化したりすんじゃないだろーなw
途方に暮れる姉。
でも喉が渇いたので、自販機を探す。
しばらく歩いて自販機発見。お金を入れようとして姉の手が止まった。
「なんかでっかいバッタとかが自販機の中で死んでる…ここ嫌や;」と。
仕方なく私が買った自販機のとこまで戻る事に。
お姉ちゃんはホットな冷たいお茶を買った・・・・
そう…ホットな冷たいお茶を・・・・
どっちだよwwwwwww
ドキドキしながらボタンを押して出て来たのは…黄色い蓋の冷たいお茶でした・・・・ボトルにもあったかいってちゃんと書いてあったけど、冷たかった…
この島全てがミステリーだよ…グランドラインかよw
多分次から島に入ってはいけない病発症するわw
そんなこんなでまとも(?)な飲み物をようやく手に入れた姉と、港の近くで休憩。
12時の船乗ってきたけど、帰りの船は2時までこない。時間は1時を少しすぎた頃。
もうすでに私達の旅は○田屋クエでクライマックスを迎えていた。
煙草に火をつけようと、リンナイのマッチを取りだす姉。思わず一言…
「そのマッチ…ちゃんと付くの?」
なんかちょっと先端が変色してるw
姉が言った。「ってか、このマッチ明らかに何本か擦った形跡あるしwwwつーか、これ売りもんじゃなくて景品やろ、120円も取りやがったあのじじーーwしかも腐ったジュースまで買わされた私ってなんなんwww」
うん。すごく…おもしろいですwwww
船が来るまであと一時間…でももう私達はどこにもいかずにひたすら船を待つことにした。
煙草吸ってるお姉ちゃんの横で、暇だった私はお父さんに電話を掛けた。
島の様子、○田屋でのお姉ちゃんの災難の話をすると、お父さんは電話の向こうで笑いながら「でも折角来たんやし、何か食べてゆっくりしてきたらいーやん^^」と。
バーロー!(コナン口調)島の入り口に食堂らしきものあったけど、「うまい!めし処」とかいう変な旗立ってたけど、いけすらしきもんに変な川魚となぜか一匹錦鯉が泳いでたぞ。そんな怪しいとこで飯が食えるかw
お姉ちゃんが言った。
「もし今日の帰りの船全部逃したら民宿に泊まり確定だよ・・・・」
絶対嫌だ・・・・(;^ω^)
なんとか無事に帰りの船に乗る事ができた。
この日の旅で、如何に自分たちが恵まれた環境で生活してるかって事、車の有り難さを痛感した。
やっぱり本土のが落ちつく~。