所在地は球磨郡山江村です。
すでに関係者の皆様が安全祈願祭を執り行ってくれたようで、安心して葺き替えに望めます。有難うございます。

【紹介記事】
かやぶき屋根を大補修へ 山江村の山田大王神社 (熊本日日新聞 2013年09月03日)


【神社について】*Weblio国指定文化財等データベースより
時代区分: 室町後期(本殿)
解説文: 山田大王神社本殿は、茅葺の覆屋のなかに建つ三間社流造りで、人吉城主相良氏によって造営されたものである。南九州地方で中世に遡る数少ない遺構で、保存状態も良く貴重である。
 本殿の前に建つ拝殿は奥行の長い平面で、前面右手に神供所が鍵の手に接続し、一連の茅葺屋根とするこの地方独特の形式になる。


【参考動画】
大王神社屋根葺き替え調査




そうだ高知県でも仕事をしよう。

3.11以降全国のがれき焼却地域に近寄れなくなった私がいま動ける地域はとても限られてしまっており(化学物質過敏症+ぶらぶら病+川崎病+急性白血病等諸々の発症により)、主に南九州で活動しているのですが、この土地の伝統的茅葺民家と、土地の伝統を受け継いでいる職人さんの数が非常に少ない(というか壊滅状態である)ことが最近わかってきました。

現存する茅葺き屋根は、他地域の職人さんに頼むしかないようで、本来の伝統の形状とは大きくかけ離れたものが多数を占めているという現状でした。文化庁の方もあれではやりきれない思いでしょう。。仕方なく各市町村の郷土資料館や県立図書館などの資料を漁り、南九州本来の屋根づくりを研究しなければならない始末。

それはそれで面白いのですが、やはり直接目で見て身体を使って学びたい。
ふと試しに、気候も距離も近い四国南部の茅葺はどんなものだろうと調べてみました。すると南九州の昔の屋根形状とかなり近いものが多い(!)ことが分かり、私のテンションも上がってきました。まだ間に合うかもしれない!

…などと夢中で調べている最中に、検索結果に混じってとんでもないものが出てきました。
それがこれ。

「マルシェ・ユスハラ」(まちの駅)
$アラフォ-NEET、311レディオアクティブ・レフュジーになるも、日本の茅葺き屋根職人となる
設計 隈研吾建築都市設計事務所*Details on this link

【掲載メディア】
新建築 2010年11月号
GA Japan 108
ArchDaily 2012.2.7※ここに詳しいです



.......。(平伏)




「マンションや団地など、コンクリート住宅に住んでいるひとは、木造住宅に住んでいるひとより、9年早死にしている」
島根大学・総合理工学部の中尾哲也教授によるこの研究報告は、驚くというよりも「やはり..」という感が拭えません。

22~23世紀の方々から見たら不思議に思われることでしょうが、とある時代の日本では「コンクリートで家をつくる」という自殺行為を半世紀以上も続けていたのです。これはその当時の話です。

鉄筋コンクリート校舎に通う生徒のインフルエンザ学級閉鎖率は木造校舎に比べて2倍強。さらに頭痛を訴える子が16倍、腹痛は5倍…という学術報告にも、とくに驚くべき点はありません。
すでに昭和61年9月に発表された静岡大学農学部のマウスを使った実験報告で、上のことは証明されています。

【参考】
木の住環境の快適性 – ハツカネズミによる実験(大利木材さんホームページより)


報告の中には「コンクリート製箱では仔ネズミはあちこちに散乱しており、母親は仔ネズミの世話をする気配が全く無く、そのうち仔ネズミは冷たくなって死んでいき、中には仔ネズミを食い殺す母親もいました。」という箇所もあります。


ある人種の生命力を徹底的に弱体化させようと思ったら、環境をコンクリートで覆うことが最高の手段となることは間違いありません。
医学的な見地からも、コンクリート建造物は健康的とは言いがたいようです。

コンクリートが発する「冷輻射(れいふくしゃ)」という現象は遠赤外線と逆の原理で、生物の身体の芯から熱を奪います。それが身体の内部、つまり内臓や骨から熱を奪っていきます。その結果生体の免疫力は低下し、自律神経の失調も促すようです。さらに内分泌系にも狂いが生じ、なにより身体が冷えるとガン細胞が増殖するそうです。一番からだを冷やしてはいけないがん患者の病棟がコンクリート打ちっ放しというのは、何かの冗談だと思います。


…というように、歴史的に一瞬現れて消えたコンクリート時代ですが、私自身そこに生まれ育ち幼少~青年期を過ごしました。しかし当時はそれがひとつも不自然なものには見えませんでした。今でこそあの環境が正気の沙汰でなかったことに気付きつつありますが、まあ日本にこんな時期があったというお話です。

【参考文献】
日本の風景を殺したのはだれだ?―よみがえれ!美しい緑の列島…。景観修復から経済の再生へ/彩流社