広島弁では、らっきょうのことを「らんきょ」という。
佐賀県や愛媛県でも、「らんきょ」というところがあるらしい。
昔は梅雨の時期に、
梅干しと一緒にどこの家でもらんきょ漬けを作っていた。
らんきょは、
血液をサラサラにして、整腸作用、心臓強化作用があるそうだから、
汗をいっぱいかいて、食欲のなくなる暑い夏にこそいい。
二日かけて5キロのらんきょを漬けたら、
爪の身が剥がれて、ヒリヒリヒリヒリ……
漬けて一週間くらいは、ビンの蓋をゆるゆるに緩めておく。
きつくしめると、
漬け汁が吹きこぼれて、辺り一面がラッキョ酢の海になって大変。
(発酵ガスが出るため)
一週間ほどして落ち着いてきたら、
蓋をしっかりしめて、
待ってくれている友人宅に届けたり、
当座の食べ用を残して、後は冷蔵庫に。
6月いっぱいまでは、地物のらんきょが出回るので、
大きめのいいらんきょがあったら、
もう少し漬けておきたいなぁ。