先日、母の法事の席で話題になった「ひなた味噌」。
且つて、義姉（兄嫁）の祖母の十八番で、
義姉の家の裏庭には、
透明なガラス板を蓋のかわりにした、味噌の入ったカメが、
良く日の当たる場所に何個も並べられていた。
今では、田舎でもすっかり見かけないらしい。
義姉がいうには、
「子供の頃、麹作りの為に座敷のふすまが閉め切ってあって、
中に入ったら怒られてね、嫌な思い出じゃわ」。
その「ひなた味噌」は、
今でいう、なめ味噌、ひしお味噌だったのだと思う。
なんだか急に作ってみたくなり、
ひしお麹を買って来て、昨日早速仕込んだ。
最近は、ひしお麹がすぐ手に入るので、作り方はいたって簡単。
ひしお麹 ５００グラム
お醤油 ６００CC
みりん ２００CC
ゆさまし １００CC
これを混ぜて約一週間で出来上り。
そのあいだ、
毎日一回以上混ぜることと、
暖かい場所に置くこと。
これが今朝の状態。
発酵がすすんで、いい香り～。
出来上がったら少しずつ小分けにして
野菜やきのこを混ぜて金山寺味噌風にしたり
生野菜につけて、もろきゅう風にしたり、
いろいろ試してみるつもり。
ますます台所の床が狭うなってしもうた。
けつまずいて転けんようにせにゃぁ。