大学生の長男と娘が

東京から帰省したときのこと。

 

 

娘の顔はニキビでいっぱいでした。

 

 

お正月もそうでしたが

そのときよりひどくなっていました。

 

 

以前から病院には通っていて

処方されたたくさんの薬をのみ

食べ物にも気をつけている娘でしたが

だんだん悪くなっているようにも見えます。

 

 

兄の長男も

東京でひとりぐらしを始めた頃

ひどいニキビが出ました。

でも兄の場合は、

病院に通ったらきれいに治ったのです。

 

 

「なんで私は治らないの?」



娘はかなり悩んでいました。

女の子ですもの…ね悲しい

 

 

医療で治らないのなら

考えられるのは

娘の「思い癖」か何かに

原因がありそうです。

 

 

夜、お風呂上りの娘が

タンクトップ姿でリビングに現れました。

 

 

日頃、服で隠れている部分の娘の肌が

とってもきれいなので

びっくりしました。

 

 

娘はもともと私と違って色白で

うらやましいくらいのもち肌です。

改めて見ると

ほぼ全身の肌が

めちゃくちゃきれいでした。

 

 

なのに!!

 

 

顔だけが!!

 

 

赤くなって

同一人物とは思えないくらい

ブツブツなのです。

 

 

こ、これは…

 

 

やっぱり娘の内面に原因がある…

と感じました。

 

 

なんとかしてやりたくて

娘にいろいろ働きかけたけど

私の力では

どうにもなりませんでした。

 

 

娘は気づいていない

娘の奥深くにある

 

 

「こんな私でも、愛してくれる?」

 


という悲しき声なき声。


 

おそらく幼き日々にわいた思い。

母の私自身が人生に迷いながら子育てしていた

その影響ではと自覚がありました。

 

 

申し訳なくて

母はなんともいえない気持ちになるのです。

 

 

 

 

 

 

さて、



私は

長男と娘の帰省中に

広島県の大頭神社の滝を見せたくて

2人を連れて行くことに決めたわけですが

 

 

 

詳しくは前回記事を。

 

 

 

出発直前になって

突然思い出したことがありました。

 

 

大頭神社のことが書かれた

識子さんの本に

 

 

 

 

 

 

 

識子さんの息子さんのアトピーが

滝の水で治ったと書いてあったのを

思い出したのです。

 

 

 

そうか!

 

 

娘も

滝の水を顔につけて

「顔のニキビを治してください」と

お願いしよう!

 

 

気がつかずに大頭神社参拝を決めたとはいえ

「私、天才かな」

とまた自画自賛しそうになりました。

いやいやいやこれも見えない世界のはからい。

 

 

 

娘は、大頭神社の神様に願掛けして

雄滝のところで滝の水を

顔全体にピタピタとしっかりつけました。

 

 

その後、

滝ではしゃぐ長男と娘。



私はときどき彼らの写真を撮っていました。

 

 

娘が、私を見て

滝を背景にポーズを撮ったので

じゃあ、と撮ろうとしたとき

 

 

今、まさに

撮れようとしている画を見て

私は驚きました。

 

 

ときどき

強い光とカメラの都合で

丸い光の玉が

画面に現れることがありますよね。

 

 

あの丸い光の玉が

なんと、

ちょうど娘の顔を

ばっちり覆っていたのです。

 

 

そのときは

「うわっ、めずらしい!」

と思いながら撮っただけでした。

 

 

でもあとから考えたらこれは

 

 

神様が

「この子の顔のことはわかった」と

私に伝えている

 

 

ということです。

驚きました。

 

 

 

 

この白い玉が

ちょうど娘の顔にかぶさっていたのです。

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参拝の最後に娘が引いたおみくじには

「あせるな」「急ぐな」

と書かれていたそうです。

 

 

参拝後、

娘の顔のニキビがどうなったかというと。

 

 

実は

そんなに変化はありませんでした。

 

 

娘自身も私も

どうしても

魔法のようにみるみる良くなるのを

やっぱりどっかで期待していました。

 

 

「あ、でもほら、

 あせるなって言われたじゃん。

 治るのを信じて、じっくり待とうよ。」

 

 

と、お互いに

はやる心を落ち着かせたのでした。

 

 

結局、娘が東京に戻る日まで

わかりやすくニキビがよくなることは

ありませんでした。

 

 

そんな肌に問題をかかえている娘でしたが

やっぱり帰省して家にいる間は

私と一緒に

ドラッグストアへ行って

おしゃれなコスメを見たりしました。

 

 

娘は、とある口紅を見つけて

 

 

「あ、お母さん、このリップね、

 落ちにくくて色が持続するって

 今すごい話題なんだよ。

 私、買おうか悩んでるんだ~。」

 

 

と興奮気味に教えてくれました。

リップモンスターというそうです。初めて知ったよ

 

 

「買ってみようか」ということになり

私と娘、それぞれに

合いそうな色を購入したんです。

 

 

帰宅してさっそくつけてみたら

娘も私も

まあ、鮮やかで

唇の色がはっきりくっきりです。

でも…

 

 

これ、いいかも。

 

 

 

 

 

 

 

長男と娘が帰省を終えて

東京へ戻ったあとは

東京で長男の大学院の卒業式がありました。

 

 

卒業式には

我が家からかけつけた夫と

同じ東京に住む娘も参加して

 

 

その3人が

キャンパスの前でほほ笑む写真が

私のところに送られてきました。

 

 

 

そのときの記事

 

 

 

 

写真に写る娘の顔を見て

私はハッとしました。

 

 

娘の唇のあの濃いリップが

娘にとてもお似合いで

 

 

その真っ赤な色のおかげで

ニキビがまったく目立たないのです。

視覚効果です。

 

 

よく見たら

ニキビはまだしっかりありましたけどね。

 

 

あとで娘から

 

 

「今日の私、かわいい」

 

 

とごきげんなコメントが送られてきました。

 

 

 

 

 

うん、うん、かわいいよ。

ほんとに、かわいい。

 

 

 

 

 

娘が自分のことを

心からかわいいと思えたことが

うれしかった母でした。

 

 

 

 

 

 

 

娘の奥深くにある

「こんな私でも、愛してくれる?」

という悲しき声なき声。

 

 

「こんな私でも、愛してくれる?」は

 

 

どうやら、娘が、娘自身に、

 

 

「ニキビがある私でも愛してくれる?」と

言っている言葉のように思えました。

 

 

どんな自分でも、

自分のことをかわいいと思いたい

どんな自分も、愛したい

 

 

娘の魂がめざしていたのは

そこだったのです。

 

 

 

だから

大頭神社の神様は

 

 

魔法のようにあっという間に

ニキビを治さなかったのですね。

 

 

その代わり

「ニキビがある自分」を愛するきっかけの

真っ赤なリップに

出会わせてくれたのかもしれません。

 

 

娘の写真を見たあの日から

しばらく経ちましたが

 

 

東京で暮らす娘のニキビがどうなったかは

私からは聞く気になれませんでした。

 

 

昨日のことです。



娘が

「ストレスでチョコ食べてしまって

 またニキビ出た」

とぼやいてきました。

 

 

「帰省してたときと比べてどっちがひどい?」

と聞くと 

 

 

「あ、あれよりだいぶマシ」と娘。

 

 

見せてあげるよ!と

送られて来た顔の写真を見たら

 

 

ニキビが

めちゃくちゃ少なくなっているではありませんか。

 

 

「すっごいよくなってるー!」

母は驚きました。

 

 

娘がなんで大喜びしていないのか

不思議です。

 

 

でも、そっか。

娘は毎日見ていて

少しずつ変化したわけだから

そりゃ

私ほど驚いたり大喜びしたりしないよね。

 

 

娘の顔は、



娘に愛してもらって



そう、



喜んでいるようでした。

 

 

 

 

 

 

よかった。よかった。

うれしいわ。

 

 

 

 

 

 

私が

この世に命を送り出した子が

 

 

自分のことを愛しながら

生きてくれる

 

 

こんな幸せなことはありませんから。

 

 

 

 

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