ねぇ、このゲーム。
主人公を追い抜こうとする仲間なんなの。
主人公も男がグランで女はジータってやっぱりおかしい。
なので名前はグランちゃんに変更しました。
・・・てな感じで始めましたが、すぐにクリアしてしまった。
久々に夢中でゲームをやった気分は、仁王2以来だろうか。
メインストーリーのボリュームは物足りなかったけど、エンディング以降も続いている。
これはどういう構成か。
有料DLC完結はナイと信じたい・・・。
目新しいことはないけどアクションRPGに欲しい要素はほぼ揃っていたリリンク。
昨今のクリエイターがやりがちな革新的(オナニー)なことはせずに、プレイヤーが求めるものを素直に作った感じである。
育成やハクスラなどやり込み要素もしっかりしており、オマケでなくわりとガチめ。
体験版ではスカスカだったフィールドもかなり遊びが詰め込まれていた。
素材の収集、宝箱や隠れキャラ(カニ)探し、強敵チャレンジにアスレチック風なコイン集めなど、道草する要素満載。
ゴミしか出ないとわかっていてもミニ水晶を壊して回るハムスターと化してしまう。
フィールドはわりとコンパクトで狭すぎず広すぎず、ダラダラ移動する感じはなかった。広い砂漠では砂丘を滑りながら移動するなどの工夫があった。
敵とのエンカウント数もほどほどで、多くも少なくもない。個人的にはもう少し多くてもよかった。
ロックオンなしでも狙いたい敵に攻撃してくれるのはけっこうビビったところ。
いちいちターゲットが外れるとかありがちだけど、リリンクはノーロックでもストレスなく攻撃できた。
サイゲはこれを世界中のポンコツクリエイターらに指導すべき。
リリンクのバトルは良くも悪くもめちゃくちゃユルい。
クリア後にEXTREAMを進めてるけどNPCが優秀すぎてつまずくところがない。
マジでギミックを踏まない。FF14のフェイスばりに正解の動きを見せつけてくる。
ためしに放置したところEXTREAMでもNPC3人だけで楽々クリアしてしまう。
もちろん自分も参加したほうがより早くクリアできるのだが・・・これは如何なものか。
プレイヤーを介護してNPCがダメージ出せないとかあるから、アクションが苦手なひとは迷惑をかけないよう逃げていれば勝てる。
NPC性能については賛否あるかな。
わたしは強すぎると思うわ・・・。
難度バランスの評価はプレイヤーの嗜好性でさまざまだろうね。
でも昨今はシニゲーに寄せる風潮ばかりで辟易してたし、個人的にはこれくらいユルいのもアリかと思う。面白ければいいじゃないっていう。
裸でクリアみたいな動画勢は歯がゆかろう。リリンクでやっても「それが?」って感じだし。
・・・とまあ、褒めてばかりだけど、もちろんクレームもある。
まずマップがない。
クエスト対象を探して右往左往してしまう。画面上部のスケールで見当はつくけど、近いのか遠いのかグルグルウロウロ・・・。
どんな意図があれ、拠点だけは必要でしょ。
製品版でもやっぱりモブNPCのモデリングがワンパターン。これがどの街でも一緒。髪型ちがうだけ。
これはさすがに手抜きだわ。
拠点はクエストやアイテム探しでかなり歩き回るのでこだわってほしかったよねえ。
せめて3パターンくらい用意すべきでは?
このモブNPCが街を歩いてるだけならまだしも、各キャラのエピソードにも出てくるんだよね・・・。
ハナシが入ってこない。
プレイアブルキャラは豊富だけど主演キャスト以外はストーリーモードに出てこない。
これはニワカでも気になったところ。ガチ勢はどう思ってんのだろう。
ただフィールドでは全キャラちゃんと喋るので妥協はできる・・・かもです。
キャラ解放がチケット制なのナンでやねん。
課金かと思ってビビった。
しかしチケットも育成も余裕ないのに、博打でキャラ選択しろとかけっこうヒドイ。せめてチュートリアルで試遊させてほしかったわ。
キャラを試しながらレベリングとか不毛すぎる。気に入らなかったら絶望。
解放チケットは入手間隔にけっこう間があるし、この仕様はマジ意味不明。
操作キャラの変更が編成画面でしかできない。それもいちいち隊列を並び替える必要がある。
これがアクティブに切り替えできたら相当おもしろかったのにさ?
バフ・デバフを任意のタイミングで使えればプレイの幅はそうとう広がったはず。パーティプレイの観点からあえてやらなかったのかも知れないけど。
NPCは優秀だけどサポート意識はいまいち。
ラスボスがクソデカいクソバトルを踏襲するのは相変わらず。デカけりゃ盛り上がると思ってる。最後にクソクリエイター脳を見せて残念。
バトルも延々と長いし・・・。
ラスボスに限らずリリンクはデカいボスがわりと多い。
あと全般的にボスのオーバードライブ時のムービーも長い。もうちょい短くできんかと。
ストーリーは良くも悪くも王道。
ゲーム内であるキャラが言ってたけど、読み飽きた王道のお伽話ってのはまさにそれ。
ただテキストは上手かった。
世界観がFF14とちょいちょい被ってる感じも、親近感と違和感とでザワザワする。
顕現だの次元だのババムートだの・・・。
出てくるワードがマジでFF14 。似た要素ありすぎ。
こっちでも『想いのチカラ』を推してくる。
星晶獣と蛮神、星の民と古代人てほぼ立ち位置が同じやん。リリスとかアシエンでしょ。キャラの相関図もまるまる同じとかあったし。
世界設定が14ほど詳細でなく、軽く異次元空間を行ったり来たりするのがマンガだなと、ちょっと萎えた。
衛星ダラガブも出現!(似たようなシチュエーションで)
そして中からバハムート・・・ではなかったものの。
状況や演出からFF14のカルテノーの戦いがフラッシュバックする。
グラブルそのものがFFシリーズを踏襲している感じあるし、なにかとオマージュしてんのかと。たぶんスタッフの交流あってやってそう。
クレームというか、違和感。これでクソゲーならもっとボロカス言ってました。
思いつく不満はこれくらいかな。
モブNPCのワンパターン問題はマジで冷めるから何とかしてほしい。舞台の作りがちゃんとしてるからこそよ。
今回はこのへんで。
クリア後もちゃんとやり込めるし久々の良ゲーかも。
FF16という本格アクションRPGとお好きな方をどうぞ。()
・・・最後に。
エンドクレジットすごい早い。
早送りしなくても早い。
さすがに約8年分のスタッフだから通常スピードじゃヴォーカル曲に収まらないんだろうね・・・。
いや多すぎてウタ終わってもだいぶ続く。
挿絵も作業風景入れ出して無理感。
そういや途中でクビにされたプラチナゲームズの名前あった?
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