サイバーパンク2077 返金することに決めました。の巻 | 勇者はタンスをあけるもの

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ブログの説明は内容をもってかえさせていただきます☆

サイバーパンク2077の画像

バグが多すぎて髪型なのかバグなのか。

 

サイバーパンク2077の画像

ひどい雨は車中でも容赦なく、初対面の刑事にだけ降りそそぐ。ふたりはまだ打ち解けていない。


サイバーパンク2077の画像

バイクを呼び寄せ―

 

サイバーパンク2077の画像

サイバーパンク2077の画像

システムの雑な扱い。

 

からの

 

サイバーパンク2077の画像ヌルヌル刑事のひき逃げを喰らう。パーティを組んだというのに。

 

サイバーパンク2077の画像

もうなにが起こっても驚かない。それがこのゲームだ。

運転席のドアも閉まらない。

 

 

・・・という長めの前説から、新年あけてめでたいとは言えないこんな世の中。

 

いろいろと頭で整理した結果、サイバーパンクは返金することに決めた。

昨年末に保険として返金申請は出しておいたが、わたし的に正解だった。

 

なので、お察しのとおりクレーム多めの回である。全力で楽しんでるピープルたちは気分を害すると思うので、速やかにお帰りいただきたい。

 

コンシューマー向けの本格的なグラフィックアプデを年明けから2回実施とのことで、これまで騙し騙しプレイしての今日。

 

返金を決断した理由のひとつがデカすぎるパッチ容量。初回43GB、2回目17GB。パッケージ版でも本体容量含め、現時点でトータル約120GBに及ぶ。

 

現パッチ内容は重大なバグ修正を含むものの、処理落ち改善などは疑わしいレベル。グラフィックもたいして改善はない。それでこの大容量である。

 

今後のグラフィック改善パッチが大本命なのだが、それが2回も控えているのでフツーに200GBとか超えてきそうだ。

さらにDLCおよびそれに付随する修正パッチなど想定すると、どこまで膨らむのやら恐ろしい限り。

 

それでもこのタイトルが期待通りのデザインっであれば、ほかのタイトルを消してストレージの確保も考えたろう。でもわたしはゲームデザインそのものも、納得がいかなかった。

 

サイバーパンク2077の画像

わたしはサイバーパンクというタイトルをかなり誤解していたと思う。いや、させられたと言うべきか。

 

宣伝なんて誇張してバラまくもんだろうけど、ちょうど刺激的なゲームを求めていたところに降ってきたのがサイバーパンク2077 だった。

 

宣伝文句の何もかもが魅力的にしか聞こえず、妄想がどんどん膨らんでいったんだよね。恋わずらいってヤツ。

 

発売延期なんて言われると相当スゴいものになってるのだろうとか、声しか聞いてないのにイケメン美女の妄想が止まらなくなる感じ。

 

そして約束の日、現れたサイバーパンクは妄想とはまるで別人だった。

 

そこにわたしの脳内に出来上がっていた彼や彼女の姿はなく、毎日のようにすれ違う親しみのある誰かがそこにいた。それだけ。

 

 

 

サイバーパンク2077の画像

ナニを期待していたのか?

わたしの脳内にしかないボヤけた風景を言葉に変換するのはすごく難しい。だから違和感があったことを並べていこうと思う。

 

まず1人称限定だったことに萎えた。

さすがに3人称モード選択はあるものかと思っていたのだが、まさかキャラクリエイトありのオープンワールドゲーで自分のキャラクターが見えないなんて・・・。

 

そのキャラクリエイトも時代錯誤レベルの粗末なもの。あれだけロールプレイを煽っていながらシールをペタペタ貼る程度の、福笑いにも満たない仕様だった。

 

キャラの肉体をサイバー改造できるなんて話しも、単にお店でスキルを装着するだけのもの。そしてそのほとんどは体力増強だのビジュアルに反映されないステータス強化ばかりだ。

 

サイバーパンク2077の画像

腕だけはブレードやハンドランチャーをセットして実際にアクションするようにはなる。でも大きな変化があるのは腕だけ。

 

足の2段ジャンプやホバリング移動など見た目が変わりそうなものに関しても、サイバー感を醸すギミックや演出はなかった。

 

戦闘におけるFPSや近接アクションもごく見慣れた風景。一人称で展開されるだけの、新しくもない戦闘だった。1人称ゆえ疲れやすいのもネック。

 

サイバーパンク2077の画像

ハッキングなどサイバースキルはただの魔法スキル扱い。遠隔攻撃、敵の可視化、敵を混乱させる、タレットを停止させるといったコマンドを選んでポチッとするだけ。

 

ドローンを駆使したり車やバリケードを遠隔操作して侵入あるいは追跡者を妨害するなんて仕掛けはない。光学迷彩なんてものも登場しない。

 

個人的にこのサイバープレイ体験の陳腐さが一番萎えた。

 

サイバーパンクのゲーム体験はグラセフやウォッチドッグスですでに体験済みのことばかり。このゲームでしか体験できないことが何も見つからなかった。

 

サイバーパンク2077の画像

このジャンルでストーリーはあるべきコンテンツだとしても、プレイ比重としては軽いと思う。少なくともわたしは街歩きやアクションの方が大事だ。なんならストーリーはオマケでもいい派。

しかしサイバーパンク2077はココにかなり熱を込めている。

 

陳腐なキャラクリエイトで仕上がった主人公。名前もV(ヴィー)と固定。フルボイスの都合でプレイヤーから命名権を取りあげたのだろう。

 

"ナイトシティを自分のスタイルで駆け抜けろ!"とか言われても、このVがやたら喋り倒すので自分のキャラ感覚と乖離が生まれる。

 

主人公はテキストだけでも良かったんだけど、キアヌ・リーブスのコラボキャラとの絡みを魅せたかったんだろうね・・・。

残念ながらキアヌの演じたジョニーもゲーム史に残るような名キャラクターではなかった。

 

サイバーパンクはサブクエストでもフルボイスだ。バカでかい容量はこういったところで肥大したのだろう。サブクエストがフルボイスであることの需要をまったく感じないのだが・・・。

 

すでに知名度あるタイトルなのにわざわざ出涸らし俳優を起用してフルボイスとか、もっと遊び部分のビルドアップに注力すべきだったのでは?

 

サイバーパンク2077の画像

ナイトシティのビジュアルもまるで刺激はなく、攻殻機動隊をはじめとしたSF作品の断片で着せ替えたに過ぎない印象だった。

同じ看板ばっか・・・。

 

どれだけマップを広くしても細部への配慮が足りないと認識が狭くなる。どんなに遠くに移動しても、感覚はまるでとなり町。

わたし的には荒野なんてフィールドは必要なくて、サイバーシティとして完結させてほしかった。異論は認める。

 

あとすれ違うモブキャラが被るのは仕方ないにしても、店くらいはウェイトレスと客を被せない配慮は欲しいよ。そういうところがヌルい。

没入感を高めるために1人称にしたとか開発が言ってたけどさ?

 

料理のモデリングが下手すぎるのも言っておきたい。マジで。なにひとつ美味しそうに見えない。

 

やっぱりゲームだな・・・なんて夢中が続かない。芝居がヘタで覚めてしまい舞台を俯瞰から見てしまう感じと似ている。

 

サイバーパンク2077の画像

どこかで見たことあるよねぇ・・・。

 

わたしの脳内ではもっと突き詰めた先鋭的ナイトシティが広がっていたのだが、現実は親しみのありすぎる想定内の街並みだった。

 

部分部分を切り取ればスクショを撮りたくなる風景もあったよ。でもそれは単に和装の体裁だったりして、唸るようなサイバー感はどこに行っても出会えなかった。

 

サイバーパンク2077の画像

例えるなら、これくらいのインパクトが欲しかったところ。

 

あまりに純粋に革新的なゲーム体験を求めたがゆえ、わたしは人より落胆が大きかったのかも知れない。

 

自分が勝手に前のめりになってしまったのも原因だけど、サイバーパンクは宣伝がほんとに誇張しすぎだったよ。

PS4でやるからだろって?

 

PC版のプレイをどっぷり拝見してもPS4より鮮明なだけで、ゲーム体験はさして違わない。グラフィックも△が○になるわけでもないしさ?

もしわたしがPC版をプレイしていたとしても、ストーリーをクリアするまえに覚めてしまうかな。

 

わたしが気に入らないところはアップデートで解消できるものではないから、もう未練はない。

ダークソウルくらい長く遊ぶつもりでいたから残念だけどね。

 

いや途中経過で120GBはマジで容量おかしいよ・・・。

知らずに購入したひと腰抜かすと思う。みんな教えてあげて。