夢をカタチに インターネット活用コーチの福田浩です(^_^)v
今日から姪っ子は学校です。
「五六年やなぁ。たいへんやなぁ」
六年が少ないので五年生は六年生の手伝いが大変なんだとのこと。
五年生、頑張って欲しいですね。
さて、「話し方の心理学」ですね。
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私たちは、正しい言葉を使えば自分の言いたいことが伝わると思いがちです。
実際には「正しい言葉」は存在しません。
「自分の言いたいこと」を本当に理解して貰うためには、しっかりと聞いて貰うこと、活発に頭を働かせてもらうことが鍵になります。
相手の言葉を理解するためには、相手の言葉で表現されたものを、いったん自分の言葉に直して考える必要があります。
言葉を受け止めただけでは理解したとは言えません。
理解するとは、相手の考えを自分に引き寄せて考え、自分の状況にフィットさせ、当事者の立場に身を置いて実感することです。
ところが、聞き手はそういう状態にはなりたがりません。
「思考する」ためにはそれなりにエネルギーが必要です。
他人に問題を考えるよりも、自分のことを考えてしまうのが自然です。
話し手の責任は、自説を言葉で表現して伝えることだけではありません。
一歩進んで、聞き手がそれについて思考するように仕向けること、そこまでが話し手の役割です。
営業が商品説明だけで終わっては仕事を果たしたことにはなりません。
相手が自分の頭でセールスポイントを一つ一つ検討するところまで持っていかなければなりません。
話し手は、自分が述べたことについて聞き手が考えるように質問を使うことが出来ます。
この質問は、聞き手の考えを明らかにすることが目的ではありません。
話し手が言ったことを理解して貰うための質問。こちらの考えを相手の頭に植え付けるための質問です。
質問することで聞き手は受動的な状態から能動的な状態にならざるを得ません。
今話したことについて聞き手が頭を働かせて反応を見せたら、目標達成です。
人は自分なりの考え方を持っています。
それは自分にとってしっくりくる快適なものです。そう簡単に捨てることは出来ません。
人の気持ちは理屈では動きません。自分の気持ちにピッタリとフィットすると納得しなければ人は新しい考え方を取り入れることはありません。
話し手は、自分の提案を自信を持って提案します・・・それは自分にフィットしているからです。
聞き手は、離れたところからそれを眺めています・・・聞き手は自分の考え方の方が自分にフィットすると思っています。
聞き手に理解して貰うためには、服を試着するように、いったん相手の考え方を脱がせて、こちらの考え方を試着して貰う必要があります。。。見た目では無く、着心地で判断して貰うのです。
試着して着心地を確かめている状態とは、話し手の言葉を聞き手が自分の思考に取り込んだ状態、自分の言葉で考えて居る状態です。
聞き手が話し手の言葉を自分の言葉に置き換えて話題にするとき、聞き手は話し手の考えを理解したと言えます。
そのためには理路整然と説得することよりも、質問をすることのほうが有効です。
自分の考えを一つずつ述べながら、目的に合った適切な質問をすることが鍵になります。
質問は聞き手に思考を促すためのものです。
ですから、必ずしも疑問形を取るとは限りません。
何かを聞かれて頭を働かすことは心地良いものです。質問を上手く使うことで会話の主導権を握ることが出来ます。
会話の中で質問をする習慣を付けましょう。
自分の思いを言葉にするだけでは無く、「私の考えをあなたはどう思いますか?」と聞いてみましょう。
話をすることは、必要な情報を渡しておしまいではありません。相手の思考を刺激することです。
質問をする習慣が付くと会話の情報量が増え、お互いの思考が刺激を受けて活発になります。