聞き手の注意を引きつけておくために | アバウト福田のこんな感じ

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インターネット活用コーチ 福田浩です。
コーチングのこと、インターネットのことなど、思いつくままにお話しします。

夢をカタチに インターネット活用コーチの福田浩です(^_^)v

 

姪っ子が、アーロと少年を見に行ったそうです。

感激して三回も泣いたんだそうですよ。

 

子供の頃に強い印象を持ったことは、何かあったときに思い出します。

そして、そういう経験をさせてもらえたことに感謝する気持ちが湧いてきます。

姪っ子も毎日楽しそうに見えますが、自称思春期だということでいろいろ有るようです。

良い思い出を作って欲しいですね。

 

さて、「話し方の心理学」を進めていきます。

 

人は同時に二つのことに集中することは出来ません。

 

聞き手の気を引こうと待ち構えているモノが無数にあります。

話し手は、そんな聞き手の関心を引き続けなければ、話に集中してもらうことは出来ません。

 

そのために本書では4つの方法を提案しています。

  1. 本題からそれない
  2. 一度の発言を短くし、相手に伝えたいことは一つずつ間隔を置いて伝える
  3. 相手がすでに知っていることは話さない。
  4. 出来るだけ具体的な言葉を使う

本題からそれない

思ってることを要領よく伝えるためには、無関係な情報をそぎ落とすことです。

話の冒頭で、だいたいの方向性を知らせ、続いて核心部分を伝えます。

相手の思考をストップさせないように注意しましょう。本題に関係のあることでも聞き手にピンとこなければ、それは聞き手にとって無用な情報と取られます。

 

話し手が本題とは無関係な話をするのは、本題から逸れたくないという気持ちを上回る願望があるからです。

自分の感情を表現したい、単なる情報交換では無く相手との人間関係を築きたいといった話し手の願望が話をわき道に導きます。

しかし、話し手は自分の願望から話をわき道にそらしているという自覚はあんがいありません。

 

「今言おうとしていることは本題を理解してもらうために役立つだろうか」と自分に問いかけてみましょう。

自分の欲求を無理に抑える必要はありません。本題から逸れるときにはそれを意識し、いつでも本題に引き戻せるようにしましょう。

一度の発言を短くし、相手に伝えたいことは一つずつ間隔を置いて伝える

話の長さも重要です。聞き手の集中力は途切れやすいものです。

 

相手に何かを伝えるときには、一度に一つだけと決めましょう。

聞き手は一つ何かを言われたら、それを消化してからでないと次に言われたことを吸収することは出来ません。

また、何かを教えたりアドバイスするときは一度に20秒以上しゃべってはいけません。

それ以上長くなると、聞き手は聞いたことを飲み込めなくなります。

聞き手が話を理解するには、言葉を受け止めてからそれを自分の頭で考える時間が必要です。今聞いたことを考えようとしているのに、すぐに次のことを言われては考えることも聞くことも出来なくなります。

話し手は、内容を一つに絞り、一つの話題の後で相手にコメントを求めると良いでしょう。

コメントを求められると聞き手は話の内容を理解しようとします。

 

頻繁に話の内容を確認し、大事なことは続けざまに言わないことが大切です。

矢継ぎ早に断片的な情報を渡されても、聞き手はスピードに追いつけません。

修飾語の数は一度に二つ以下にしましょう。修飾語は頭の中に描くのに時間が掛かります。

修飾語を四つ以上使いたいときは、二つずつに分けるか、修飾語の間を開けて説明を加えます。

相手がすでに知っていることは話さない

同じ内容を繰り返されたり、分かりきったことを言われたりすると、聞き手は話を聞こうとする意欲が薄れます。

あまりに分かりきったことを聞かされると聞き手は退屈になり、こんなことも知らないのかと愚か者扱いされているように感じます。

あまりに同じことを何度も繰り返されることも、理解力に欠けているのかと思われているのではないかと気を悪くします。

 

なぜ話し手がそういう事をするのかというと、それは会話に情報伝達以上のものを求めているからです。

相手と気持ちを通じ合わせたい、感情を表現したい、相手が理解していることを確信して安心したい。そういう気持ちを抑えられないからです。

 

聞き手の関心があちこちに飛ぶ中で、話し手が同じ内容を繰り返すことで、聞き手の頭に内容を残りやすくするという効果があります。

また、一度目に聞き逃したことを二度目にキャッチすることもあります。

 

同じ内容を繰り返すときには、新しい情報を加えることです。

そうすることによって、より豊かな情報を伝えることが出来ます。

伝えたい感情があるのであれば、エピソード、理由、予測される結果。背景や事例、代案を加えるなど、聞き手の頭に心地よい刺激を与えるようにそれを一工夫して伝えてみましょう。

出来るだけ具体的な言葉を使う

ものを表す言葉、行動を表す言葉はイメージが湧きやすい具体的な言葉です。

抽象的な言葉は、カバーする範囲が広すぎてイメージすることが困難で、話し手と聞き手の間で思い浮かぶイメージが食い違います。

 

しかし、複雑な思考や次元の高い知的活動を言い表すには、抽象的な言葉が不可欠です。

抽象的な言葉を使うときは、言いっ放しにせず、続けて具体的な言葉で例を挙げたり説明したりするようにしましょう。