姉と私 4 姉、中学校入学 | アダルトチルドレン・HSP 和やかに楽しく生きる!カウンセリング

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アダルトチルドレン・HSP・恋愛依存症 専門カウンセラー 豊田文子

姉が中学に入学した。


中学は、2つの小学校から成り立っているので、

今までのクラスの倍になる。


今では考えられないだろうけど、

その当時は10組くらいまであった。




小学校では良くしてもらっていたけれど、

中学ではどうだろう?

そんな不安があった。




姉は特殊学級を強く勧められたらしいけど、

母は断ったそう。




後から入学する、私や弟妹のことを考えてのこと。




想像どおり、小学校とは雰囲気がガラっと変わったようで、

友達はなかなか出来なかった。




確か夏休みに入る頃、やっと友達ができた。




その友達が家に遊びにきた。大勢で。




よく見たら、地元では有名な?不良とよばれる人たち。。




姉は几帳面なので、部屋を汚されたり、

物を勝手にいじられるのは耐えられない。



けれど一生懸命気を使っていた。



「わーー これいいねー、頂戴」

「ねーねー、なんかお菓子買って来て」

「お財布見せて。 あ、千円貸して」

「明日の夜、遊ぼうよ!」



「うん、いいよ、、、でもそれはちょっと、、、」

「また遊びにきてねー」




私はイライラした。



どうして追い返さないの?



追い返せるわけがない。

やっとできた”友達”なんだ。




そして、そんな姉を守れない、

いくじのない自分を責めた。




その”友達”たちも、あっという間に去っていった。


良かったと思う反面、姉が不憫で仕方なかった





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